福知山市の窓口に関連する業務の一部自動化に向けAI-OCRとRPAの適用を開始
フューチャー株式会社
実証実験の結果、業務時間が約20%削減され本格導入へ
フューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神宮由紀、以下フューチャーアーキテクト)とSGシステム株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:谷口友彦、以下SGシステム)は、京都府福知山市(市長:大橋一夫)の子ども政策室と高齢者福祉課の主要業務を対象に、2020年10月~2021年1月にかけて、AIを活用したOCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)とRPA(Robotic Process Automation)の連携による紙帳票の読取り・データ入力等の自動化へ向けた実証実験を行いました。その結果、業務時間で約20%の削減効果があったことを受け、一部の実業務への適用を開始しています。
フューチャーアーキテクトとSGシステムは、実証実験の対象となった子育て支援政策と高齢者福祉政策の窓口に関連する業務の現状を調査し、課題と改善ポイントを明確にした上で、形骸化した帳票の廃止や認定・支給台帳の統合を行い、業務プロセスとデータの適正化をサポートしました。またAI-OCRとRPAを連携させることにより、紙帳票の文字データの自動読取りからデータ入力、集計・加工、出力までの一連の作業の効率化を図りました。こうした業務改善と最新技術の活用により、子育て支援政策で18.6%、高齢者福祉政策で20.0%の窓口に関連する業務の省力化を実証しました。
この結果を受けて、対象となった高齢者福祉政策の窓口に関連する業務では、実証実験で統合した台帳の運用をすでに開始し、子育て支援政策の窓口に関連する業務においては、申請書フォーマットの見直しを含む、AI-OCRおよびRPAの適用を今年度実施する予定です。また、今後は、定量的な実効性評価をもとに他業務への適用を検討していきます。
フューチャーアーキテクトとSGシステムは、福知山市におけるSDGsのGOAL11「住み続けられるまちづくりを」の実現に向け、パートナーシップによる貢献を果たしています。今後も実業務で十分なパフォーマンスを発揮するAIモデルを開発・実装する技術力と業務改革ノウハウを強みに、企業や自治体などの業務とITをトータルにデザインし、未来に新たな価値を創造します。
(参考)
福知山市とフューチャーアーキテクト、AI-OCRとRPAを連携させた子育て支援政策の窓口業務の自動化に向けた共同実験を開始
~紙帳票の読取り、データ入力、集計・加工、出力を効率化しサービス品質の向上を追求~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000427.000004374.html
佐川急便の配送伝票入力業務を自動化するAIシステムが本稼働
~月間8,400時間を創出し、貴重な労働資源を最大限に有効活用~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000347.000004374.html
■SGシステム株式会社 概要
代表者:代表取締役社長 谷口 友彦
設立:1983年2月17日
事業内容:情報システムに関する企画、設計、開発、保守、運用業務
所在地:京都府京都市南区上鳥羽角田町25
URL:https://www.sg-systems.co.jp/
■フューチャーアーキテクト株式会社 概要
代表者:代表取締役社長 神宮 由紀
設立:2016年4月1日
事業内容:ITを武器とした課題解決型のコンサルティングサービスの提供
URL:https://www.future.co.jp/architect/