このページの本文へ

iOSやmacOSの進化が見えた! 「WWDC21」特集 第12回

Apple Musicに「空間オーディオ」登場! 楽しむ方法を徹底解説

2021年06月11日 09時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

3.5mmヘッドフォンジャックアダプタがあればApple Musicのロスレス再生が手軽に楽しめる

簡単に楽しめるロスレス再生。ただしAirPodsシリーズは非対応

 今のところiPhone、iPadでApple Musicのロスレス再生を楽しむ場合、それぞれのデジタル端子に合わせた3.5mmヘッドフォンジャックアダプタを用意して、有線ヘッドホン・イヤホンで聴くスタイルが最も手軽だ。iPhoneのLightning端子に直接つなげるイヤホンもある。周囲に気を遣わずに音を出せる環境であれば内蔵スピーカーで聴く手もある。

 Macの場合は内蔵スピーカー、または3.5mmヘッドフォンジャックにヘッドホン・イヤホンをつないで聴けばいい。5月に発売された新しいiMacはリッチなサウンドシステムを内蔵している。Apple Musicのロスレス再生を最も手軽に楽しめるオーディオコンポーネントとして購入を考えてもいいと思う。

 一方、AirPodsシリーズがロスレス再生に対応していないことに注意したい。AirPodsシリーズがサポートするBluetoothオーディオのコーデックであるAACとSBCが、圧縮処理による音質ロスを伴うためだ。現在時点でアップルは、AirPodsシリーズのロスレス対応について何もコメントしていない。あるいは次期新製品から何らかの手段により対応してくるのか今後の動向に注目しよう。

2021年後半のアップデートにより、HomePod miniがApple Musicのロスレスオーディオ対応になることが発表された

 HomePodについては今年後半以降に「HomePod mini」がApple Musicのロスレス再生をサポートすることがWWDCの基調講演でアナウンスされた。本機のユーザーは期待しながら待とう。

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中