このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

ワークスモバイルジャパン新社長に聞いたLINE WORKSの真価

こんなにIT化されてない日本、LINE WORKSなら変えられると思った

2021年06月04日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 写真●曽根田元

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 4月にワークスモバイルジャパンの代表取締役社長に就任した福山耕介氏にインタビューを行なった。「LINE WORKSなら、日本の中小企業を変えられる」と語る福山氏。ビジネスプロフィールやLINE WORKSでの役割、今後の戦略や目指す方向性まで幅広く話を聞いた。

ワークスモバイルジャパン 代表取締役社長 福山耕介氏

電話やFAX、ホワイトボードの人たちも、スマホで仕事ができる

大谷:まずはLINE WORKSまでのビジネスプロフィールを教えてください。経歴的には、ずっとITですか?

福山:ずっとIT畑です。特にマイクロソフトには15年近くいて、エンジニア、コンサルティング、経営企画まで一通り経験させていただきました。その後、もう少しお客さまの近くに行きたいと考えて入ったSIerにいたとき、当時ワークスモバイルジャパンで執行役員だった萩原雅裕氏に誘われて、2017年に入社しました。

入った直後はプリセールス部門を管轄していたのですが、半年後には営業部門も見るようになりました。その後はLINE WORKSのパートナービジネスの責任者になったので、LINE WORKSという商材でパートナー様のビジネスをいかに成長させるかを推進する立場でした。

大谷:コミュニケーションツール関連はLINE WORKSが初めてですか?

福山:実はずっとグループウェアやコミュニケーション系に関わっています。マイクロソフト時代もSharePointやExchange、Office 365(現Microsoft 365)などを担当していましたから。

そんなB2Bの経歴からすると、LINE WORKSは衝撃的でした。

大谷:おっ、いいツカミですね(笑)

福山:というのも、マイクロソフトでは必然的にお客さまがエンタープライズだったので、BDM(Business Development Manager:ビジネス運営責任者)にDXを訴求するような世界にいました。エンタープライズのビジネスは確かにボリュームも大きいですが、正直言って日本を変えているような実感は乏しいんですよ。

でも、ワークスモバイルジャパンに入って、パートナーさんといっしょに中小企業や地方のお客さまに伺って、初めて「日本ってこんなにIT化されてないんだ」と思い知らされたのです。入社半年で日本のマーケットの見方が変わりました。

大谷:なるほど。

福山:たとえば、SharePointを個人ユーザーが使うことはないですし、製品も企業向けとして設計されています。でも、LINE WORKSは、名前からして個人ユーザー向けのLINEに近しい存在だと言えますよね。IT化されていない会社でも、LINEは使っているケースも多いですし、そもそもLINEをITだと思ってない人だって多い。そういう状況の中で存在するLINE WORKSにはチャンスがあると可能性を感じました。

LINE WORKSを入り口にすれば、電話やFAX、ホワイトボードで仕事している人たちも、スマホで仕事ができます。実際にそんな現場をいっぱい見てきました。だから、「日本を変えている」まではおこがましいにしても、最近になって「その一端は担えてるんじゃないか」という実感が湧いてきています。いや、今は「LINE WORKSじゃないと変えられない」とすら思っています。

その会社からは電話とFAX、ホワイトボードがなくなった

大谷:現場をいっぱい見てきたという話でしたが、具体的に変わったという事例はありますか?

福山:とある関西の税理士事務所のケースです。ホワイトボードに出社を示すマグネットが貼ってあって、全員の予定と行き先を知っているのは唯一事務の女性だけ。会社宛てに来るFAXも全部彼女が本人に連絡するのが当たり前で、連絡事項は付箋に書いておいて会社の座席に張っていたそうです。

部長の席には日報がうずたかく積まれているという状態。つまり、みんな会社に行かないと仕事にならなかったんです。

大谷:典型的な「The 日本の中小企業」という感じですね。

福山:そうです。別に珍しくないと思います。そこにLINE WORKSを導入していただきました。最初に、行き先や予定を書くホワイトボードがなくなり、日報を全部移動中に読めるようになったのでその次に紙が要らなくなりました。担当者から「こんなにいろんなものが要らなくなったんだよ」というコメントをいただいたときに、すごいなと。こんな話が実際にあるんだなという感激がありました。

大谷:LINE WORKSのユーザー事例を聞くと、そういう変革した中小企業が多いですよね。

福山:なにしろ、その会社では以前はすべてのコミュニケーションが事務の女性を経由していたので、会社ではつねに在席していなければならなかった。でも、今はトークさえ送っておけば、相手に伝わる。事務の女性が一番仕事の効率化ができて、結果は会社全体の業務の効率化につながったというお話です。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    IT技術者の4割が「5年後のスキル陳腐化」に危機感/働くシニアは多いが「長く働きやすい」環境ではない日本/トークンコストの成果証明は難しい、ほか

  2. 2位

    ビジネス

    最大5つのプロジェクトをひとつの“ガントチャート”に Backlogに俯瞰が捗る新機能

  3. 3位

    データセンター

    AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

  4. 4位

    TECH

    二酸化炭素を資源に変える新触媒、新しい合金を電気で合成

  5. 5位

    デジタル

    ヤマハ、RTX1300の「ひかり電話アダプターモード」を解説する無料ウェビナーを10月15日に開催

  6. 6位

    クラウド

    NTTドコビジが「GPUaaS」提供へ 1分単位で利用でき、ハイブリッド構成も可能

  7. 7位

    サーバー・ストレージ

    「身代金を払えば復元できる」は過去の幻想――約束を守らない攻撃者と変容するランサムエコシステム

  8. 8位

    ソフトウェア・仮想化

    Microsoft IQとは? AIエージェントが必要とする理由は? マイクロソフトの担当幹部が解説

  9. 9位

    デジタル

    クリーニング屋が人手不足を“人手以外で”解決 一度は手放したkintoneを復活させ、AIで販管費を半減するまで

  10. 10位

    sponsored

    ルールは作ったが… 現場の「勝手にAI利用」が止まらない! どうやったら防げた?

集計期間:
2026年09月24日~2026年09月30日
  • 角川アスキー総合研究所