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ワークスモバイルジャパン新社長に聞いたLINE WORKSの真価

こんなにIT化されてない日本、LINE WORKSなら変えられると思った

2021年06月04日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 写真●曽根田元

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LINE WORKSが他のコミュニケーションツールと競合しない理由

大谷:最近はLINE WORKS以外にもさまざまな選択肢がありますね。LINE WORKSの価値をどう捉えていますか?

福山:パートナー様もTeamsやSlackなどさまざまなコミュニケーションツールを販売していますが、基本LINE WORKSって「会社の外で働く人とのコミュニケーションを円滑にするツール」なので、ポジショニングとバリューが他社製品と違う。つまり社員が社内でコミュニケーションするためのツールではないので、われわれとしては正直なところ競合とは考えていません。

「ポジショニングとバリューが他社製品と違う」(福山氏)

大谷:ここで言う会社の外で働く人というのは、外回りの営業マンや現場のワーカーですよね。

福山:そうですね。たとえば、化粧品会社の社員が本社内だけでコミュニケーションするのであれば、正直TeamsでもSlackでもいい。でも、現場で化粧品を販売してくれているスタッフの方とつながろうとすると、やはりLINEになります。でも、われわれはこうした売上アップに直接関わってくれている現場とのコミュニケーションにLINE WORKSを提供していきたいのです。

特に日本で大半を占める従業員20名程度の中小企業にとって、LINE WORKSはITの恩恵をもっとも受けやすいと思います。LINEのユーザーインターフェイスが踏襲されているので誰でも使いやすいし、月額300円でトークのみならずカレンダーや掲示板まで入っているので、低コストなグループウェアとして使ってもらっている会社も多い。だから、先ほどの事例みたいに「電話とFAXとホワイトボードの代わりにLINE WORKSいかがですか?」みたいな提案が可能になるのです。

大谷:既存のツールからのリプレースではなく、そもそもIT使ってないところとか、メールしか使ってなかったところが、最初に使うツールみたいな導入が多いということですね。

福山:通常、3万人の従業員がいる会社だと、一般的なITツールを導入して社員がオンボーディングするのに最低でも1.5ヶ月かかるそうです。でもLINE WORKSの場合、多くのお客さまが先にLINEを使っているので、LINE WORKSのトーク画面を開いて「なにをしたらいいか?」という迷いには陥らない。少なくともトークに関してはアカウントを配った瞬間に使えるはずです。

無償版の利用促進とパートナーとのエコシステムがポイント

大谷:さて、社長就任でやっていきたいことをお聞かせください。

福山:まだまだビジネスチャットを使っている人口は多いとは言えません。ですので、リーディングカンパニーとしては、ビジネスチャットをより多くのお客さまに体験してもらう必要があると考えています。

その点、LINE WORKSには有償版と無償版があり、無償版でも有償版とかなり近いことができます。しかも無償版には期限がありません。今まで使っていなかったものを使うというハードルはそれなりにあるので、LINE WORKSではまずはコスト的なハードルを下げて、無償版をガンガン使ってもらう。何ならずっと無償版でも良いのですが、より便利に使いこなしたいユーザーに有償版を購入いただければよいと思っています。

とにかくビジネスチャットを導入して、どれだけその会社の売上が上がるのか、効率化が実現できるのかを、多くのお客さまに体感してもらうことが大事です。それがマーケットを拡げることにも貢献できるし、その先では日本の企業が活力を得てビジネスの成長につながることも想像しています。

大谷:無償版を中心としたビジネスチャット自体の訴求ですね。

福山:もう1つの軸は、パートナー様の本業にいかに貢献できるか? という課題です。LINE WORKSと組むことで、パートナー様がメリットを感じていただければ、最終的にはお客さまのメリットにしっかりつながってくると思っています。

いま力を入れているのは、LINE WORKSのUIを使って、お客さまのところで動いているいろいろなツールを動かすこと。社内に情シス部門がないところでDXやコロナ対応で急ぎITツールを導入したけど、結局うまく使いこなせていないツールって、まあまああると思っています。LINE WORKSが使い勝手の一番手前の部分を担うとして、裏側でそういったサービスとつながって、多くの企業がITツールの恩恵を受けられるようにしていきたいです。

大谷:アプリケーションのハブやポータルのようなイメージですね。

福山:ツールベンダーで困っているのは、誰でも使えるUIになっていないこと。PCでWebブラウザにログインしないと使えないとか、社内にいないと使えないとか。そういったツールと連携することで、LINE WORKSからすべての仕事ができる世界を実現していきたいと思います。

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