このページの本文へ

Apple M1搭載で大幅性能アップの「iPad Pro」&カラフル7色「iMac」特集 第25回

使用感は、まるで「据置型の24インチMacBook」

【レビュー】新iMac、変わったのはデザインだけじゃない!画質・音質の魅力も増した

2021年05月18日 22時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

片側に2基のフォースキャンセリングウーファーと1基のトゥイーターを搭載

6基のユニットによるパワフルなスピーカーサウンド

 一般的にはディスプレー部を薄型化したテレビやモニターは、大きなスピーカーユニットを積むための筐体スペースが確保できないため、満足なサウンドが楽しめないと言われている。iMacは本体ボトムの片側に2基のウーファーと1基のトゥイーター、左右合計6基のユニットを内蔵している。

 ウーファーは16インチのMacBook Proにも搭載された、2基のユニットを背面対向配置として不要な振動を打ち消す「フォースキャンセリングウーファー」として、歪みのないスムーズな低音再生を実現する。消費電力効率の高いM1チップのおかげで、コンパクト化した空冷ファンを2台搭載しながら駆動時の騒音を10デシベル以下に下げた。デスクトップ音楽環境がとても静かであるところは特筆できる。

 スピーカーの開口部は下向きなのに、iMacに正対すると画面から音が聴こえてくるようなサウンド体験が味わえる。これはデジタル信号処理で音を画面の高さまで持ち上げているからだ。さらにmacOS標準のApple TVアプリで、ドルビーアトモスの音声トラックを収録するコンテンツを再生すると、「空間オーディオ」のテクノロジーにより周囲をリアルな効果音に包まれるような立体音楽体験がたのしめる。iTunes Storeで購入した映画『アリー/ スター誕生』ではリアルなライブ演奏のステージ感が目の前に広がる。映画『ゼロ・グラビティ』、Apple TV+のオリジナル映画『グレイハウンド』の迫力あふれる効果音にも息を吞んだ。

音の出口は本体の底部側面

 iMacの場合も、下向きのスピーカー開口部からデスクの表面に音を反射させて耳の位置に届けているものと考えられる。そのため、デスクの上には音を遮るものは少ない方が、気持ちの良い音が聴ける。例えば片側スピーカーの手前を覆い隠すように卓上カレンダーなどを置いてしまうと左右の音のバランスが崩れて定位がぼやけて感じるだろう。良質なiMacのビルトインスピーカーを活かし切れる環境づくりをいつも心がけたい。

 macOSの「ミュージック」アプリを立ち上げて、24インチの高精細なRetinaディスプレーの全面にカバーアートや楽曲リスト、歌詞などを表示して楽しむ時間はとても贅沢だった。よりオーディオ的なサウンドを求めるのであれば、AirPlayでHomePodシリーズに音を飛ばしてもいい。

大きな音が出せない夜間のコンテンツ鑑賞には、AirPods Maxを活用したい

 夜間のリスニングタイムには、iMacとのペアリングも簡単なAirPods Max、AirPods Proとの組み合わせが好相性だ。AirPods MaxとAirPods ProはiPhone、iPadとの組み合わせならば空間オーディオに対応するコンテンツを再生すると、ユーザーが頭の向きを変えてもサラウンドチャンネルの効果音が適切な方向からきこえてくる「ダイナミック・ヘッドトラッキング」が楽しめる。この機能が将来iMacにも追加されることを期待したい。

カテゴリートップへ

この連載の記事
Apple Store オススメ製品

ASCII.jp RSS2.0 配信中