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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第275回

コスパがすごいが5G非対応の「Redmi Note 10 Pro」は買いなのか

2021年05月16日 12時00分更新

文● 村元正剛(ゴーズ) 編集●ASCII

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1億800万画素カメラはシーンを選ばす高画質で撮れる

 このモデルの最大のアドバンテージと言えるのがカメラ。広角のメインカメラには有効画素数が1億800万画素で1/1.52型の画像センサーを採用しています。

メイン(1億800万画素/F値1.9)+超広角(800万画素/F値2.2/視野角118°)+望遠接写(500万画素/F値2.4/光学2倍)+深度センサー(200万画素/F値2.4)という構成

 ただし、デフォルトで1億800万画素で撮れるわけではありません。9つの画素を1つにまとめて効率よく光を取り込む「9-in 1 ビニングテクノロジー」を採用し、記録される画像サイズは4000×3000ピクセル(1200万画素)になります。撮影シーンや被写体を問わず、鮮明かつナチュラルな色で撮れる印象です。

空も樹木も水面も、肉眼で見えるようなナチュラルな色で撮れる

自然光が入らないレストランで撮影。AIが「料理」と認識し、美味しそうに撮れた

「夜景」モードで撮影。すっきりとした明るい色で写る

 なお、108Mモードで撮ると、12000×9000ピクセル(1億800万画素)で記録されます。データサイズはかなり大きくなりますが、被写体に近づけないときに、撮った後に拡大して細部を確認したり、高画質で切り出したりできるのは便利でしょう。

多彩な撮影モードを搭載

108Mモードで撮影した写真は、Redmi Note 10 Proの画面にはフルHD画質で表示される。しかし、拡大すると「108MPプレビュー」に切り替わり、高画質で細部を確認できる

 メインカメラに加えて、超広角カメラ(800万画素)、望遠接写カメラ(500万画素)と、深度センサー(200万画素)を付帯。超広角や望遠で撮影しても、メインカメラと同等の明るさ・色で撮れるようにチューニングされています。なので、画質を意識せずに、倍率を変更できます。比較的安い機種ですが、細かい部分までしっかりしている印象です。

超広角(0.6×)で撮影

メイン(1×)で撮影

光学2倍(2×)で撮影

デジタルズームは最大10倍。これは5倍で撮影した作例

クローズアップ撮影にも強い印象

 インカメラは1600万画素。筆者は自撮りはほとんどしないので細かい部分まではチェックしていませんが、AIによる補正や、背景をぼかせるポートレートモードなど、必要十分な機能は揃っていました。ビデオ通話にも役立ちそうです。

 動画は4K(3840×2160)では30fpsで撮影でき、1080p(1920×1080ドット)なら60fpsでも撮影可能。筆者が気に入ったのがVlogモード。数秒のクリップを最大8個つなげたショートムービーを簡単に撮影できる機能で、14のテンプレートが用意されています。画質は1080pに固定されますが、さほどデータサイズが大きくならず、SNSなどでシェアするには好都合です。

 上の動画はVlogモードで撮影した作例。自らスマホを動かなくても、エフェクトを映像が動き、見栄えがするショートビデオが編集される

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