カーシェア車載システムの特許を取得 独自技術の最新鋭デバイスでカーシェアのさらなる普及へ
アースカー
株式会社アースカー(東京都千代田区、代表取締役社長:遠藤昭二、以下:当社)は、カーシェアリングサービスの基幹技術である車載システムについて特許を取得いたしました。2020年12月に取得したカーシェアリング事業プラットフォーム(特許第6814695号)に続く2件目の特許取得となります。
■開発の背景
当社は2011年より事業者参加型のカーシェアリングサービスを運営しており、IT管理による24時間無人車両貸出を可能とする車載システムを開発・提供してきました。しかしIT技術の急速な進化によりシステムは旧式化し、採用していた3G通信が遅くとも2026年3月末でサービス終了することから、2019年に実施したearthcarカーシェアリングサービスのフルリニューアルを機に車載システムも全面刷新しました。
新型の車載システムは、4G通信やGPSセンサーを搭載した「車載デバイス」と車両キー/ガソリンカードを管理する「キーボックス」で構成され、ドアロックの解錠/施錠にはBLE通信(Bluetooth Low Energy)と連動したスマートフォンキーアプリを新規開発しています。この車載システムの導入により、車両の位置や走行距離、ドア開閉状態は24時間管理され、スマートフォンひとつで予約からドアロック操作、決済までできる無人営業のカーシェアリングサービスを実現しています。セキュリティ面についても予約情報ごとに異なる利用権限を付与する情報システムを構築し、無人営業で想定されるリスク対策を一層強化しました。
また、当社の車載システムは、ドアロックの開閉情報を独自の技術で組み入れることにより、車両の年式やキーの種類、国産・輸入車を問わず幅広い車種への対応が可能となっています。従来の車載システムに比べ機器の取り付けも容易で、端末費用も18万円から6万2600円(車載デバイス:3万9800円、キーボックス:2万2800円 ※税抜)に大幅なコストダウンを実現しています。
昨今のコロナ禍において、非対面・非接触で車両の貸出ができるカーシェアリングサービスは、以前にも増して大きな注目を集めています。当社は最新鋭の車載システムを低コストで提供することで、事業としてのサービス展開はもちろん地域や社内などのコミュニティ間でも手軽にカーシェアリングが利用できる環境作りに努めてまいります。
■earthcar車載システムの概要
■特許の概要
特許番号:特許第6853724号
発明の名称:情報システム、車載機器、第一キー、解錠方法およびプログラム
特許出願日:平成29年4月19日
特許取得日:令和3年3月16日
特許権者:株式会社アースカー
◎アースカーについて
カーシェアリングサービス「アースカー」の運営会社として2009年に設立。2017年にはカーシェアリング運営の大きな課題である駐車場確保を円滑に行うため駐車場シェアリングサービス「特P(とくぴー)」をオープンし、現在、モビリティ領域において2つのシェアリングサービスを展開しています。2019年にはカーシェアリングサービスをフルリニューアルし、大手から中小企業まで幅広い事業参入に対応する事業者向けプラットフォームを開発。特Pとともに事業者と利用者を結ぶBtoBtoCシェアリングサービスのビジネスモデルを構築しています。IT開発および金融・FX事業を軸に、国内外不動産、再生可能エネルギー、リゾート開発、M&A等、事業の多角化を積極的に推進するISグループの一員で、シェアリングシステムの企画・開発はすべて自社で行っています。
カーシェアリングサービス『earthcar』
https://carshare.earth-car.com/
駐車場シェアリングサービス『特P』
https://toku-p.earth-car.com/
<会社概要>
会社名 株式会社アースカー
所在地 東京都千代田区丸の内1-11-1
パシフィックセンチュリープレイス丸の内24F
代表者 遠藤 昭二
資本金 1億円
設立 2009年12月24日
事業内容 ・カーシェアリング事業
・駐車場シェアリング事業
・シェアリングプラットフォームのシステム開発
主要株主 株式会社IS ホールディングス
ホームページURL https://corp.earth-car.com/