あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第111回
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可愛いは正義! 寺坂ユミが初体験の電気自動車「Honda e」でスマホ連携に驚き
2021年05月08日 15時00分更新
志倉千代丸氏プロデュースのアイドルユニット「純情のアフィリア」から寺坂ユミさん、愛称「ゆみちぃ」をアスキー自動車部の部長としてお迎えし、色々な車に乗ってもらい、運転初心者の目線でクルマに触れる当企画も3回目を迎えました。これまで乗った車は、N-WGN、オデッセイとHonda車ばかり。そして今回お乗りいただく車は、最新の電気自動車である「Honda e」。またしてもHondaです。
「またHonda? ゆみちぃは名古屋出身なんだから、T社じゃないの?」という担当編集のスピーディー末岡から怒られてしまいましたが、ガン無視するには当然理由があります。可愛いクルマと可愛いゆみちぃ部長のツーショットが撮りたかったから。可愛いは正義なのです。
カワイイだけじゃなく
Hondaらしく走りもいい電気自動車
Honda eは、昨年同社初の量産型電気自動車として産声をあげました。EVとコネクテッドカーという仕立ては、ASCII.jp的に興味津々。筆者はもちろん、多くのライターさんが様々な切り口でこのクルマを紹介してきました。よって、ここでは車両についての細かい内容の説明は割愛させていただきます(ホンダのEV「Honda e」が可能にするスマホとクルマのシームレスな関係)。
Honda eの名前と外観はネットニュース等で見聞きしているけれど、現物を見るのは初めてのゆみちぃ部長。「まず、街で見たことがないですね。でも可愛いから、見かけたら絶対に忘れないと思います。とにかく目(ヘッドライト)が良いですね」と一発で気に入ったようです。「クルマが全体的にまるっこいから、優しい雰囲気があります。これは素敵です」と賛辞の言葉が止まりません。
「よく見ると、クリアパーツの中にクルマのシルエットがあるんですね」とめざとくチェック。写真は充電リッドですが、ほかにも色々とありますので、ぜひ探してみてください。「あと色もいいですね。クルマを買うなら赤とか派手な方がいいな」「でも、どうして世の中には白いクルマが多いんだろう?」とゆみちぃ部長は疑問を投げかけます。一般的に白は無難で、買取査定が高いからとお伝えすると「なるほどー」と納得したような、していないような。
「それにしても、赤は部長にピッタリですね」と進言したところ「ユミのイメージカラーはアクア(水色)なんですけれど」と、取材監視役のマネージャーさんから鋭い一言が。ゆみちぃ部長も「買うなら水色がいいな」とのことで、前回に引き続き、筆者は地雷を踏みぬいてしまった模様。ゆみちぃ部長内の筆者に対する好感度パラメーターが下がる音が聞こえた気がしました。Honda eにアクアのカラー設定はありませんが、代わりにプレミアムクリスタルブルー・メタリックの車両を掲載しますので、お許しいただければ幸いです。
都内の集合場所からロケ地まで、マネージャーさんとゆみちぃ部長のお二人は、後席に座って移動するのが通例。ですので、最初にクルマの印象を知る部分は後席になり、そのジャッジが後に大きな影響を及ぼします。そんなHonda eの後席は「あの……狭いんですけれど」とご不満な様子。「そういえば、後席のドアも小さいですね。でも床面がフラットですから、乗降時に脚をあげたりしなくてもいいですし、乗りづらいという印象は薄いですね」とのこと。ちなみにファブリックのシートは座り心地や手触りが良好で、お気に入りの様子です。
移動中の車内の静粛性に驚くゆみちぃ部長。「本当に静か。無音のなかを景色が流れていく不思議な感覚ですね。これはすごい! 本当にすごい」と大絶賛。最近筆者が導きだした「車内が静かだと、女性は会話を弾ませやすい」という法則はここでも当てはまり、ゆみちぃ部長とマネージャーさんのお喋りは止まりません。女子と楽しいドライブを考えていらっしゃる方にも、電気自動車はオススメです。「乗り心地がとてもいいです。衝撃がそれほど伝わってこないのがいいですね。外観と共に、人に優しいクルマという感じを受けます」と満面の笑み。
スマホとクルマの連携に驚愕
今後はこれが当たり前に!?
こうしてロケ場所に到着。早速運転席に座ってもらいましょう。とその前に、スマートフォンを手渡す筆者。「なんですか?」と不思議がる部長。「ドアのあたりをスマホでタッチしてみて」とお伝えすると開錠するではありませんか!「え? クルマの鍵、いらないんですか!」と驚く部長。そうなんです。鍵を忘れてもスマホがあれば開錠するんです!
「でも、鍵がないとエンジン(モーター)は動かないですよね?」と部長は疑問を投げかけます。「では、ダッシュボードにスマホを近づけて、電源ボタンを押してください」とお伝えすると……、クルマがいつでも動かせる状態になりました。「家にクルマの鍵を忘れてもクルマが利用できるって凄い! スマホは毎日持ち歩くどころか、常に手に持っているようなものですから、このシステムはいいですね」と興奮気味に語ってくれました。
車両のスマホ連携はとどまることを知りません。遠隔でエアコンが動作するほか、充電リッドを開くことができます。つまり雨の日などに濡れた車体を触れずに済むというわけです。「乗る前にエアコンが動くのは、夏や冬にはうれしい機能ですね。特に夏の車内はヤバいですからね」と部長。充電リッドの開閉にも驚き、初めての充電ガンに興味津々。「充電時間って、どれくらいかかるのですか?」「一般充電で9時間程度かな? 急速充電だと30分で8割程度ですかね」「1回の充電で何キロ位走るのですか?」「走り方にもよりますが、頑張って300km弱ですかね」と、すべてが初めての部長はHonda eに好奇心を抑えることができません。
さて、運転席に座るゆみちぃ部長。「ウッディな空間でいいですね。あとシートベルトのブラウンが可愛い。私、この色好きなんですよ」と部長はご機嫌。どうやらアースカラーがお好きなようです。「室内も明るい雰囲気の色合いで、なんかリビングにいるみたい」とのこと。
そして目を惹いたのが、一列に並べられたモニター群。「これは何が起こっているんですか?」とタッチパネルディスプレイに唖然。「なんか、机の上にタブレットやマルチディスプレイを設置したような感じ。なにより未来的ですね」というのが素直な感想。その中の1つ、音声認識を試してみました。
スマートスピーカーを自宅で使うというゆみちぃ部長。こういうモノにはめっぽう強く、ナビを操作しようとします。「単語の認識率がいいですね」とのこと。「あと、このアイコンが可愛い」とも。このアシスタンスシステムをはじめとする機能が多く、筆者ではすべてを説明することができず。いつか開発された方とゆみちぃ部長の対談とかしてみたいところです。
100Vコンセントを見つけた部長。「これはありがたい機能ですね。ヘアアイロンが使えるなんて、まるでロケバスみたい」と相当うれしい様子。もはやUSB充電端子はついていて当たり前。100Vもあったらかなり助かるようです。
Honda eのデザインと室内、そして静かさが気に入った部長。マネージャーさんも「大きさがいいですね」と、こちらも気に入られたご様子。「で、おいくらなんですか?」と尋ねられたので、素直に「約500万円ですね」と筆者は答えたところ、二人そろって「そんなに高いんですか!?」と声をあげます。ちなみに政府から補助金として80万円が出たりしますので、イニシャルコストは少し下がります。あと維持費もエンジンオイルなどの油脂類の交換費用は必要なく、ランニングコストも電気代だけ。税金も同車格のクルマに比べてお安くなります。
それでは、Honda eを運転してもらいましょう。
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