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石川温のPCスマホニュース解説 第109回

アップル「AirTag」子どもに持たせられない理由

2021年04月27日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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 4月20日(米国時間)、アップルのスペシャルイベントで発表されたAirTag。4月23日には予約が開始されたものの、早くもオンラインでは発売日に入手困難なほど予約が殺到している。 

 忘れ物を探し出せるAirTag。便利そうだが、一方で悪用されたり、個人の位置情報が流出するなどの不安を感じる人も多いだろう。

 果たして、アップルはAirTagにおいて、どのようなプライバシー保護、セキュリティを確保しているのか。

●プライバシーとセキュリティ重視で開発

 開発を担当したカイアン・ドランス、ワールドワイド iPhone プロダクトマーケティング バイスプレジデントとロン・フアン、センシング&コネクティビティー担当シニアディレクターに話を聞いた。

 AirTagはBluetoothや加速度センサー、NFC、電池(CR2032)などを内蔵。11グラムでオセロの石のような大きさとなっている。

 AirTagを鍵や財布につけておけば万が一、無くしたときもiPhoneを使って見つけ出すことが可能だ。

 カイアン・ドランス氏は「アップルユーザーはAirTagで『探す』という体験ができる。iPhone 11とiPhone 12であれば正確な場所まで把握できる。もちろん、プライバシーとセキュリティは重視して開発した。AirTagを持つ所有者、非所有者だけでなく、サードパーティにもメリットがあるようなエコシステムができあがっている」と自信を見せる。

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