浅川 純:水を使ったスラスターで小型衛星の課題を解決する開拓者

小型人工衛星の増加に伴い、役目を終えた衛星が速やかに軌道から移動するためのテクノロジーが求められている。水を推進剤に使った推進機によって解決しようとしているのが、Innovators Under 35 Japanの1人にも選ばれた、浅川 純率いるペールブルー(PaleBlue)だ。
危機はどう始まったのか? WHO調査でも謎に終わった 新型コロナの発生源

世界保健機関(WHO)と中国の共同調査団が、新型コロナウイルスの発生源に関する調査報告書を発表した。原因は食用動物か、研究所からの流出か? 発生から1年経った今でも明確な答えは出ていない。
安田クリスチーナ:分散型ID技術で、見落とされがちな人々に力を

幼い頃から富裕国と貧困国との差を目の当たりにしてきた安田クリスチーナ。Innovators Under 35 Japanの1人にも選ばれた安田は、分散型ID技術を使ったデジタル身分証明書の普及に取り組むことで、人々に力を与えようとしている。
クリスパー・ベビー事件とは 何だったのか? ストーリーを解読する

クリスパーを用いてヒト胚にゲノム編集を施し、赤ちゃんを誕生させるというタブーを犯した中国の若手研究者、フー・ジェンクイの事件をどのように読み解くかは、遺伝子編集の今後の展望を見極めるうえで重要となる。人類の未来にとって遺伝子編集が持つ意味を探る3冊の書籍の語り口を検証する。
ワクチン接種必須、当日検査も——ニューノーマルの結婚式事情

2020年にはコロナ禍で集会が制限され、結婚式を中止したり、延期したりせざるを得ないカップルが相次いだ。2021年には規制が緩和され、PCR検査やワクチンが普及しつつあることも手伝って、結婚式を開こうとするカップルが増えている。ただ、大切な日を安全に過ごすためには厄介な問題を切り抜けなければならない。
ルイス・ロビン敬:「マイボトル」アプリで循環型社会へと導く

ペットボトルの削減をきっかけとして環境問題全体へと、人々の意識を向けさせるためにユニークな方法を提供する社会活動家がいる。Innovators Under 35 Japanの1人も選ばれたルイス・ロビン敬が目指す社会とは。
二足歩行ロボをゼロから訓練、強化学習で=UCバークレー

カリフォルニア大学バークレー校の研究チームは、強化学習の手法を使って、ロボットに二足歩行をゼロから習得させようとしている。人間サイズのロボットに歩行を自己学習させることで、さまざまな地形に対応する能力や、転んだり損傷を負ったりした際に回復する能力を獲得させられるかもしれない。
MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.3刊行に寄せて

MITテクノロジーレビュー[日本版]は『Vol.3/Spring 2021 Innovation Issue』を4月12日に発売した。今号の狙いと見どころを紹介する。
【新刊情報】MITテクノロジーレビュー Vol.3発売のお知らせ

Googleのセルゲイ・ブリンやFacebookのマーク・ザッカーバーグもかつて受賞した「Innovators Under 35(IU35)」。テクノロジーを使ってよりよい未来を創り出す若き才能たちを20年以上にわたって発掘、紹介してきた実績を持つアワードが2020年、日本で初めて開催されました。
マサチューセッツ工科大学発のテクノロジー・メディア「MITテクノロジーレビュー」日本版 Vol.3では、AI/ロボット工学、コンピューター/電子機器、輸送、ソフトウェア、インターネット分野で活躍する13人の日本発のイノベーターを紹介。併せて、グローバルで活躍する35人のイノベーターの紹介と、注目のイノベーション分野の動向解説も掲載しました。
日本と世界のイノベーションの最新情報がまとめて読める1冊です。

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