LGエレクトロニクスがスマートフォン事業からの撤退を発表した。今年7月を目処にスマホの販売を終了する。
2020年12月期の販売台数は2500万台で、売上高は5兆2171億ウォン(約5100億円)。しかし、赤字が6期続いていたという。
当初、スマートフォン事業の売却を模索していたようだが、関連する特許が外部企業に流出する懸念があったため、撤退を選んだようだ。
確かにLGエレクトロニクスは通信関連の特許においてはトップクラスの保有を誇っていた。特にLTE関連では、特許数で首位を獲得したこともあるほどだ。
日本では2006年、NTTドコモ向けにGSMローミングできるiモード端末「SIMPURE L」を投入。2010年にはXi(クロッシィ。NTTドコモは当時LTEに独自のサービス名称をつけ、結構スベっていた)対応のデータ端末「L-02C」を出していた。
LGエレクトロニクスは通信関連の特許を多数保有しつつ、グループにディスプレーや電池などの関連会社を持つなど、技術力の高さに定評があった。しかし、マーケティングやブランド力が圧倒的に弱かった。

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