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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第66回

デジタル機器が圧倒的に探しやすくなる? アップルFind My戦略の興味深さ

2021年04月13日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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 アップルは4月7日に「探す」ネットワーク対応アクセサリープログラム「The Find My Network Accessory Program」の立ち上げを発表した。これはサードパーティーのBluetooth製品に、AirPodsで実装されているような「探す」機能を付加できるというものだ。

 この探すネットワーク対応アクセサリープログラムはMFi認証プログラムの一部であり、対応製品には「Works with Apple Find My」マークが付与される。MFI認証プログラムページ内にある開発者向けの「Find My」プログラムでも紹介されている。

 対応製品は「探す」アプリでAirPodsや他のアップル製品同様に探すことができる。

 これはiOS14.3以降で有効となる(MacOSでは11.1以降)。使用するためにはもちろんBluetoothと位置情報サービスを有効化する必要がある。また、探すアプリで見つけるだけではなく、紛失時には対応製品のBluetoothペアリングが無効化されて他のデバイスとペアリング出来なくなるのでさらに安心だ。またサードーパーティーは同日発表されたチツプセットメーカーの情報に基づいて開発をすることで、iPhone 11やiPhone 12といったU1チップ内蔵製品に対応する製品の開発も可能で、この場合はさらに精度の高い位置特定が可能だという。

探す機能に対応した完全ワイヤレスイヤホンの開発が可能に

 これと呼応するかのようにBelkinがこの「Apple Find Myテクノロジー」に対応した完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDFORM Freedom」を発表している。これはイヤホン本体ではなく、充電ケースにタグが内蔵されているようだ。

 一方で、イヤホンに関してはアップル以外でも、こうした忘れ物防止の機能がすでに実用化されている。例えば紛失防止タグの「Tile」である。

 Tile機能は紛失防止タグだけではなく、SkullcandyやGLIDiCなどのワイヤレスオーディオ製品にも採用されている。Tileの追跡機能はイヤホン本体に内蔵されていて、片側だけの紛失にも対応している。例えば「Sound Air TW 7100」だ。

 Tileの場合、Bluetoothの圏内でTileアプリから警告音を鳴らし、圏外であれば最後に接続していた場所の情報がわかる。ほかにTileアプリを使用している人が、機器の近くを通った際には、その人のスマホを通じて位置情報を特定もできる。

 この最後の機能については、iOS 13以降にアップルが導入した探す機能のアップル製品ネットワークと似ていると言えるだろう。アップル製品がアップル製品の近くにあれば、Bluetoothでそれを見つけることができる。もちろんアップル製品は膨大なユーザーがいるので、見つけやすさにおいてはアップルに分があると言えるだろう。そうした意味ではこのアップルの新しいFind Myプログラムは大変に魅力的だ。

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