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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第263回

新型タフネススマホ「TORQUE 5G」を使って沖縄の海から生放送をやってみた!

2021年04月01日 12時00分更新

文● 中山 智 編集● ASCII

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泳ぎながらでも問題なく操作できる機能と性能

 今回沖縄の海でTORQUE 5Gを使用したわけですが、意外と「スマートフォンは防水性能だけでは海中で使えない」というのは知られていません。海水は真水と違って浸透圧が違うといった理由などがあり「耐水」に加えて「耐海水」性能がないと、海中で使用できないのです。

海で使う場合は「耐海水」が必須

 もちろんTORQUE 5Gは耐海水性能があるので、そのまま海中に入れても大丈夫。IPX5/IPX8の防水性能及び海水で耐久試験をしており、約20kPa(水深最大2.0m)/60分が保証限度なため、ダイビングで使用するには厳しいですが、シュノーケリング程度なら問題なしです。

TORQUE 5Gは「耐海水」性能があるので、そのまま海中で使える(※)

 海水用の防水ケースなど付けずに、そのまま海に飛び込んで使えるのはやはり便利。アクセサリーとして、フローティングストラップとハードホルダーも別売で用意されているので、うっかり落としてしまうようなミスも防げます。ちなみに今回はTORQUE 5Gを2台借りていたので(片方は通常の作例撮影用、もう片方はTORQUE 5Gで撮影しているところを撮影する用)、1台をフローティングストラップで右手に、もう1台はハードホルダーでライフジャケットのベルトに取り付けておきました。

1台にはフローティングストラップを装着

ハードホルダーは、パラコードがあるので安心してバックルから外せるので、撮影しやすかった

ライフジャケットのベルトにハードホルダーのカラビナで取り付け

 防水対応スマートフォンは、水の中に入れるとディスプレーが誤動作することが多いですが、TORQUE 5Gを海中にいれても特にそういった挙動はありません。もちろん海中でのタッチ操作はできませんが海上でセットしておいたアプリや画面がそのままになって動作しています。

海中に入れても誤動作はせず、そのまま使える

 さらにある程度ディスプレーに水滴がついた状態でもタッチ操作可能。シュノーケリング中はディスプレーの水滴を拭いたり、乾いた手で操作なんてもちろんできないでの、これはかなり重宝します。ちなみに水滴がひどかったり、海中に入れたあとはタッチ操作を受け付けない状態になります。そのときはいったん電源ボタンを押してスリープ状態にしてから再度解除すれば、またタッチ操作ができるようになります。ただし指紋認証センサーは水に濡れていると反応しにくいので、タッチ操作での解除がメインになります。

多少水滴がついていても、そのままタッチ操作できる

海で使うと楽しいカメラモードがたくさん

 カメラの撮影機能としては、まず「水中モード」が用意されています。水中モードにしておくと、ディスプレーのタッチ操作ではなく、本体の物理ボタンでシャターを押したり、カメラを切り替えたりといった操作が可能。シュノーケリングでずっと水中を見ながら、TORQUE 5Gでの撮影ができるので便利です。

水中モードでは物理ボタンの操作だけになる

水中モードで使用中のスクリーンショット

水中モードで録画した動画からの切り出し

 すべて水中モードで撮影してもいいのですが、先ほど説明したとおり海中にいれてもそのまま動作するので、そのほかのカメラモードでもかなり使えます。なかでも楽しかったのが、今回のTORQUE 5Gから新たに搭載された「マルチカメラ」。このモードを使うと、メインカメラで水中が泳いでいる魚、前面カメラで自分の顔を同時に撮影して、ひとつの写真や動画として合成できます。

背面と前面のカメラを組み合わせた写真や動画が撮影できる「マルチカメラ」

マルチカメラで録画した動画からの切り出し

 ワイプのサイズや配置もタッチ操作で変更可能。録画中にも操作できます。その場の雰囲気と自分の様子が一回の撮影で済み、あとから編集する必要もないのでラクチン。ちなみに海中ではタッチ操作でシャッターボタンや録画スタートはできませんが、本体右側面のカメラボタンでは操作できます。

インとアウトのカメラの入れ替えや、ワイプの大きさ位置も自由に変えられる

 カメラボタンを押しているときだけ録画できる「プッシュムービー」も新たにTORQUE 5Gから追加された機能ですが、これも便利。泳ぎながらスマートフォンの操作というのは、余裕がないと上手く操作できません。カメラアプリをそのつど起動したりするのは大変なので、動画を撮りっぱなしにしておくというのもひとつの手です。ただそれだと、SNSなどに投稿する場合、動画の切り出しといった作業が必要になります。

物理ボタンを押しているときだけ撮影できる「プッシュムービー」モード

 せっかくモバイル通信機能を搭載したスマートフォンで撮影しているのだから、その場で動画もSNSにアップロードしたいですよね。プッシュムービーなら撮影したい、カメラボタンを押せばすぐに録画スタートするので、撮影チャンスを逃すことなく、しかもカメラボタンを離せば録画は終了。短い動画を撮るのに向いているので、編集不要でそのままSNSにもアップロードしやすいわけです。

録画や撮影したいときだけボタンを押せばすぐに撮れるのでラクチン

 今回シュノーケリングポイントまで船で移動もしましたが、その移動風景を速度やルート地図などをカメラの映像に重ね合わせて撮影できる「Action Overlay」で撮るのもかなり楽しかったです。ログとしてあとからデータの確認ができるのはもちろん、画面デザインもかなりカッコいいので、あとで動画編集のしがいもでてきます。

Action Overlayなら速度や移動ログを組み合わせた動画が、TORQUE 5Gだけで撮影できる

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