日本国内ではauから発売された「Galaxy A32 5G」は3万円台で買えるコスパの高い5Gスマートフォンとして注目を集めています。しかし、まもなく発売されると思われる、2021年フラッグシップモデル「Galaxy S21」シリーズの日本登場を待っている人も多いでしょう。香港居住の筆者は香港でGalaxy S21 Ultraを入手し、メインマシンとして日々活用しています。
とはいえ、筆者もサムスン電子の低価格5G機であるGalaxy A32 5Gは気になっており、こちらも入手してしまいました。パッケージにはケースがついていたものの、せっかくなら何か特徴的なケースでも付けたいもの。しかしGalaxy Sシリーズと比べ、Galaxy Aシリーズのケースは香港でもあまり売っていません。筆者は「製品付属のケースは使わず取っておく」クセがあるので、ケースに困っていました。
そんなとき、ふとGalaxy S21 UltraとGalaxy A32 5Gを並べてみたところ、あれれ、本体の大きさがかなり似ています。Galaxy S21 Ultraは約75.6×165.1×8.9mm。Galaxy A32 5Gは約76.1×164.2×9.1mmです。
そこでGalaxy S21 Ultraで使っていた透明TPUケースを、Galaxy A32 5Gにかぶせてみるとはまってしまいました。
カメラ部分はGalaxy A32 5Gは台座状にはなっていないものの、カメラ全体の位置はほぼ同等。そのためGalaxy S21 Ultraのカメラ部分が大きく開いているケースなら、Galaxy A32 5Gのカメラを隠しません。とはいえ、本体側面のボタンの位置は異なります。Galaxy S21 Ultraのケースをつけると、Galaxy A32 5Gの電源ボタンが隠れてしまいます。また、ボリュームボタンもケース内側に当たります。ただ、ケースをつけてみたところ、ボリュームボタンが押されっぱなしになることはありませんでした。流用される方は自己責任で使ってください。
電源ボタンが押せないため、指紋認証もできません。そのための解決策は、ロック解除は顔認証かパターンなどを利用。またGalaxy A32 5Gのモーションとジェスチャーの設定で、最低でも「ダブルタップして画面をON」をONにしておけば、電源ボタンを触る必要はなくなります。音量調整も設定からとなります。面倒ですが、あくまでも他の機種のケースの流用ですから仕方ありません。
このように面倒ではあるものの、Galaxy S21 Ultraのケースのほうが種類が多いので、ケースの選択肢の幅が広がります。どうせなら側面のボタン部分が開いているケースが使いやすいだろうと革風のケースを買ってみたところ、いい感じです。
ボタン部分が開いていると電源ボタンとボリュームボタンの「下」にアクセスできるので、スクリーンショットもOK。流用するならこのタイプのケースがいいかもしれません。
大切なことを忘れていましたが、本体底面のUSB端子は位置が合うのでそのまま充電もできます。しかし、3.5mmヘッドフォン端子は隠れてしまいます。
さて、一番やりたかったのが、筆者の愛するRazerの「Galaxy S21 Ultra ARCTECH PROケース」を流用すること。Galaxy Note20 Ultraでも使っており、筆者の大好きなケースです。ということでGalaxy A32 5Gに装着してみました。
カメラ部分は厚みがないため、ケースからちょっと奥まった感じになります。でもお気に入りのケースをつけられるのだからよしとしましょう。なお、この状態で超広角カメラを使っても問題ありませんでした。
いずれ日本でもGalaxy S21 Ultraが発売になれば、Razerのこのケースやサードパーティーから様々なケースが出てくるでしょう。繰り返しますがボタン部分の位置が合わないので、自己責任での利用となりますが、Galaxy A32 5Gを持っていて、Galaxy S21 Ultra用に出ているケースが気に入ったら使ってみるのもいいかもしれませんね。
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