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G-SHOCKでランニングの「フォーム分析」がおもしろい!「Runmetrix」レビュー

2021年03月12日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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フォーム分析は、赤いラインの「意識したいフォーム」と青いラインの「あなたのフォーム」を重ねることや横に並べて表示することが可能

ランニングの「フォーム分析」がおもしろい

 テスト期間中、G-SHOCKとモーションセンサーを着けて何度か走ってみた。走るたびに、おそらく正確な自分のランニングデータがアプリに蓄積されていく手応えが気持ちよい。毎日少しずつでも走ればフィットネス向上の観点からはプラスになるだろうし、データ解析の精度も高まるのかもしれないと思いながら、自分はやはりそこまでストイックにはなれない。

 でも、心配は不要だ。アプリのパーソナルコーチはユーザーの目標設定に合わせて実践しやすいプログラムを提案してくれる。「RUN EASIER」を選んだ筆者の場合、アプリの「コーチ」タブを開くと3日おきぐらいのペースで1〜2km前後のウォーキング、早歩きを「適度な運動」として推奨する目標プログラムが自動生成された。これならば無理なく体を動かす習慣が身に付きそうだ。

パーソナルコーチのメニューは無理することなく続けられる。テキストによるコメントも充実している。その日に体調が優れなかった箇所をメモとして手入力により記録できる機能もある

 アプリのファーストページにはモーションセンサーで計測した走行中の動きを、走りの特徴や体の使い方を基準に6つの軸で評価、総合スコアを表示するカラフルなホーム画面がある。ランニング中にモーションセンサーが接地時間、着地衝撃、骨盤の回転や左右傾きなど20種類を超えるランニング指標を計測して、リアルタイムに取得したデータをG-SHOCK、またはモバイルアプリの画面に表示する。データの出し分けやユーザーインターフェースの成熟度の高さにアシックスの矜持が感じられる。

 特にアプリの「フォーム改善プログラム」に含まれる「フォーム分析」の機能が秀逸だ。理想的なランニングフォームに対して、ユーザーの走る姿勢のどこに歪みがあり、不要な負担がかかっているのかがテキストによるコメントとアニメーションを使って詳しく解説される。筆者もアニメーションを見て、自身の右脚を踏み込む際のバランスに改善すべきポイントがあることがひと目でわかってとても参考になった。

フォーム分析の機能が他にない魅力。センサーが取得したランニングフォームをアニメーションにより再現しながら改善点のコメントなどが加えられる。アニメーションをシェアしたり、PCに記録を残すことも可能だ

 サービスのローンチ時点で、アニメーションは直近のランニングフォームを確認することしかできないようだ。過去1週間、1ヵ月の中で意識してランニングフォームの改善が図れたのかが振り返られるように、一定期間の過去ログを残せるようになればもっと便利だと思う。

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