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G-SHOCKでランニングの「フォーム分析」がおもしろい!「Runmetrix」レビュー

2021年03月12日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Runmetrixアプリからランニングのデータをリアルタイムに表示したり、記録を保存・管理できる

屋外でのトラッキングとGoogleマップによる表示が秀逸

 光学式心拍センサーは計測が速く正確。Runmetrixアプリからはランニング中の心拍の変化を時系列で辿ったり、平均・最高心拍の値も振り返ることができる。

 測位機能はアメリカのGPS、日本のみちびきとロシアのGLONASSによるトラッキングをカバーしており精度も高い。アプリはGoogleマップによる表示ができるので地図がとても見やすい。計測開始ボタンを押してGPSの測位計算を済ませてからアクティビティの記録を行う。

アクティビティトラッキングの記録はGoogleマップに表示。ズームインアウト表示にも対応するので走った軌跡を細かくたどれる。心拍数は時系列で細かく推移が追える。フォーム分析機能なども揃う至れり尽くせりなアプリだ

 測位をスキップして、ランニングのペースやピッチ、心拍の変化だけを室内ランニングで記録することもできるが、カシオとしてはRunmetrixシリーズのハードウェアを室内で使うことを想定していないし、動作保証もしていない。Runmetrixの真価を発揮させるためには屋外で使う必要がある。筆者は最近は専らジムのトレッドミルで走ることが多いため、室内でも計測できるモードも用意してもらいたいと思う。

モーションセンサーはトレーニングウェアの背中側中央に装着して使う

 モーションセンサーCMT-S20R-ASの質感についてもインプレッションを伝えたい。縦横サイズはちょうどAirPodsの充電ケースほどのサイズ。厚さは当然もっと薄く18.2mm、質量は約37gだ。

GPSのチューニングを済ませてからアクティビティを開始。G-SHOCKがなくてもスマホから計測の開始、一時停止操作ができる

 正しくデータを取るために、トレーニングウェアのパンツの背中側中央、腰の真ん中あたりの位置にクリップして使う。よほど分厚いトレーニングウェアでもない限り衣服にしっかりとクリップできるので、走っている最中に落として壊したり、なくす心配はないと思う。

 ただ、とても軽いので衣服を脱ぐときに着けていることを忘れて落としたり、洗濯してしまわないように気をつけたい。充電用のmicroUSB端子をキャップでカバーできる本体はIPX7の防水対応だ。

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