周囲の音を聴きながら使える快適性、テレワークにも便利? メガネとして使える?
サングラス型スピーカーって、どこが新しくて便利? Bose Framesの特徴をまとめる
2021年02月22日 13時00分更新
紫外線から目を守り、音楽と周囲の音を共存
そもそも日本人には日常的にサングラスを身に着ける習慣が海外の人々に比べると根付いていないと思う。
しかし、“交換できない臓器”である目を紫外線によるダメージから守るためにサングラスは有効なアイテムであり、UVケアレンズを採用するBose Framesは目の健康を守りながら音楽再生が楽しめる一石二鳥のオーディオ機器であるとも言える。
屋外を移動しながら音楽を聴く時にはヘッドホンやイヤホンからBose Framesに「着替えて」楽しみたい。耳を塞がないオープンエアースタイルのポータブルオーディオ機器なので、環境音にも注意を向けながら安全に音楽リスニングにのめり込める。
Bose Framesは耳を塞がずに装着ができるため、長時間身に着けていてもヘッドホンやイヤホンに比べて疲れにくいと思う。ビデオ会議のハンズフリー通話や家事をしながら音楽を聴きたい時にも選びたくなる。ところが筆者はコンタクトレンズが苦手なので、Bose Framesのレンズを度付きのものに交換しないことには実生活で役立てることが難しい。
眼鏡派は、度付きレンズへの交換も視野に入れては?
そこで筆者は2019年モデルのBose Frames Altoに度付きの交換レンズを購入して使っている。アイウェアショップのジンズに足を運んだところ、当時一般的なメガネの交換用レンズと同じ価格でBose Framesに合わせたレンズを製作してもらえた。
再び自宅近くのジンズを訪問して確認したところ、AltoとRondoに引き続き、Sopranoは交換レンズをつくることができるらしい。オプション提供されている色つきのサングラスタイプや、ブルーライトカット機能の付いた“PC用”のレンズも追加料金を足して選べる。
スポーツタイプのTempoは特殊な湾曲型レンズを採用しているため、ジンズでは取り扱いがないという。Tempoについては筆者が調べた限りでは交換レンズの製作に2つのショップが対応していた。
ひとつはビックカメラ有楽町店6階のメガネやサングラスを専門に扱うコーナーだ。元のレンズ形状が特殊なため、ユーザーの度数と瞳孔間距離を調べた上で対応可能な場合のみに注文を受けているそうだ。レンズの種類にもよるが、価格は3〜4万円前後。加工のため3〜4週間ほど納期がかかるという。
もうひとつは眼鏡専門店のPARIS MIKI(パリ ミキ)。身に着けた時の印象がよりソフトになるクリアタイプのレンズも含めて、Tempoの特殊なレンズの製作を受付けているという。価格は2万6400円から。フレームに合わせてレンズを加工製作するため、一時的に製品を預けた後に3〜4週間で対応可能だという。
度付きタイプのレンズでなければ、ボーズからそれぞれのモデルに合う純正品も発売されている。ユーザーが自分で簡単に取り外しができるので、音楽が聴けるファッションアイテムとしての着こなしを楽しむのも良いと思う。ボーズのサイトに公開されているレンズの交換方法を確かめてから挑戦してみてほしい。