モバイル向けのAMD Ryzen 7 4700Uを搭載
Ryzen搭載や重量約810gなど、国産老舗メーカーのこだわりが詰まった13.3インチモバイルノート「LIFEBOOK UH75/E3」
2021年02月16日 14時45分更新
AMD Ryzen 7 4700Uの強さが炸裂
1ページ目ではボディーやディスプレー、キーボード、インターフェースなどの外観を紹介したが、ここからはLIFEBOOK UH75/E3の性能をチェックしていこう。
冒頭でも軽く述べたが、本機に搭載するCPUはモバイル向けのAMD Ryzen 7 4700Uで、AMD Radeon グラフィックスを内蔵する。7nmプロセスのZen 2アーキテクチャーを採用したRyzen Mobile 4000 Uシリーズの中でも、8コア/8スレッドのAMD Ryzen 7 4700Uは最上位モデルだ。はたしてそのパフォーマンスはどれほどのものだろうか。
まずはパソコンの総合的な性能を測るベンチマークソフト「PCMark 10」から。実測したところ、総合スコアは4844だった。PCMark 10の詳細スコアを見ると、パソコンの基本性能を示す「Essentials」は8297、ビジネス系アプリの性能を示す「Productivity」は7179、画像・動画制作などクリエイティブ系アプリの性能を示す「Digital Content Creation」は5179と、モバイルノートパソコンにしてはかなり高いスコアを算出した。一般的な作業に加えて、軽めの写真・動画編集なども快適にできることがわかる。
続くCPUのレンダリング性能を測る「CINEBENCH R20」では、マルチコアが2507pts、シングルコアが467ptsという結果に。マルチ、シングルともに3年前のデスクトップ向けCPU「Intel Core i7-7700K」(4コア/8スレッド)と同等の実力を発揮する。最新版の「CINEBENCH R23」も計測してみたが、こちらはマルチコアが6501pts、シングルコアが1206ptsとなった。
ついでに、PCIe対応の256GB SSDのアクセス速度を「CrystalDiskMark」で計測。結果、シーケンシャルリードは毎秒2188.16MB、シーケンシャルライトは毎秒971.33MBと、満足いく速度を示した。アプリケーションの起動やデータの転送などにおいて、HDDよりも待ち時間を短縮できるのはうれしく感じる。
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