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Razer純正PCケースで組むハイスペックゲーミングPC

大満足の性能&見た目に! マイデスクに欲しいRazer Tomahawk PC

2021年01月13日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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静音性や冷却性能をチェック

 RazerゲーミングPCのポイントをお届けしてきたが、最後はゲーミングパフォーマンスや、水冷クーラー「KRAKEN Z63」の冷却性能、静音性をチェックしていこう。

「HWiNFO64」システム情報。CPUやメモリーなど、主要パーツの動作を確認できる

GPU-Zの情報。「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 AMP Holo」のGPUクロックはリファレンス準拠になっている

 ゲーミングパフォーマンスは、レイトレーシング(DXR)やDLSSに対応する最新ゲーム「ウォッチドッグス レギオン」と「サイバーパンク2077」で試した。

 「ウォッチドッグス レギオン」の計測にはゲーム内ベンチマークを利用。解像度は1920×1080、2560×1440、3840×2160ドットの3種類で、画質を最高品質となる「最大」に設定した際と、レイトレーシングを「最大」、DLSSを「バランス」に設定した状態を計測した。

 「サイバーパンク2077」も解像度は3種類で、画質品質「ウルトラ」に、レイトレーシングとDLSS(自動)が有効になる「レイトレーシング 中」と、「レイトレーシング ウルトラ」で、ゲーム内の一定コースを120秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録し、最小1%(パーセンタイル点)と、平均フレームレートをまとめている。

 さすがにGeForce RTX 3080を搭載した「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3080 AMP Holo」だけあって、ヘビー級に属するゲームタイトルをWQHD解像度(2560×1440ドット)までなら、レイトレーシングを効かせた状態で、60fpsでの快適プレイが可能だ。

「KRAKEN Z63」のファン設定はマスト

 続いては、ゲーミング中やCPUに高負荷をかけるCGレンダリング中などのCPUコアとGPUコアの温度や、システム全体の静音性を見ていこう。

 ただ、以前「KRAKEN Z63」のレビューでも触れているが、NZXT「CAM」のデフォルトファン回転数の設定(静音)は、いまひとつで、高負荷時は正直かなりうるさくなるのでカスタマイズはマストと言える。

 ここでは、まず冷却性能への影響が大きいポンプは最大回転でも静かなので、設定を「静音」から、最大回転での「固定」に変更。さらにキモのファン回転数は、CPU温度60度台で回転数が100%になってしまうデフォルトの設定から、最大回転でもファンノイズがあまり気にならない70%になるようにカスタマイズしている。

「CAM」を使って、ポンプとファンの回転数を設定している

 ゲーミングはNPCキャラが動き、常に高負荷をかける「ウォッチドッグス レギオン」(4K解像度、画質とレイトレーシング「最大」、DLSS「バランス」)のプレイ中とし、CPU高負荷時はCGレンダリングのベンチマークを行なう「Blender Open Data」をCPUで実行している。それぞれ実行中の温度などは「HWiNFO64」を使って記録している。

 それぞれ、テスト中10分間の温度や動作クロックの推移を抽出してまとめている。また、騒音値は机上に置いた際を想定したフロントパネル三頭蛇ロゴから20cmの位置と、床置き時を想定したフロントトップから上に60cmの位置で測定している。

横軸:秒、縦軸:℃(室内温度は約18℃前後)

横軸:秒、縦軸:MHz

 続いては「Blender Open Data」実行中のCPU温度と動作クロックを抽出、まとめた。なお、負荷が低下するベンチマーク切り替え時の数値は除いている。

横軸:秒、縦軸:℃(室内温度は約18℃前後)

横軸:秒、縦軸:MHz

 24スレッドに高負荷がかかり、4300MHz台の動作クロックとなった「Ryzen 9 5900X」のCPUコア温度は、季節柄、室温が低いのも影響しているが、余裕のある60度台に抑え込まれている。ファン回転数を静音寄りに調節した状態で、この冷却性能なので夏場も安心だ。

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