2017年に超小型モデル「Jelly Pro」、2019年にQWERTYキー付き「Titan」といった個性派スマホを、クラウドファンディング発でリリースしてきたUnihertz。昨年募集していたのが、3型の「Jelly 2」。日本向けにFeliCa搭載バージョンを用意したことも話題になった。年が明けて、Kickstarterのバッカーの元には順次端末が届き始めているようだ。詳しいレビューは後ほどということで、まずは簡単なフォトレポをお届けしよう。
3型になってもその圧倒的な小ささは変わらず
サブ端末、二輪用ナビと使い方はいろいろ?
Jelly Proは2.45型液晶という現代のスマホではありえないレベルの画面/本体サイズが最大の魅力ではあったが、バッテリーサイズ(950mAh)や処理性能、画面解像度など日常的に使うにはさすがに厳しい部分も見られた。一方、Jelly 2では2000mAhバッテリーのほか、MediaTek Helio P60(2GHz、オクタコア)、6GBメモリー、128GBストレージとエントリークラスとしては十分なレベルを持つ。
ディスプレーサイズは3型(480×854)で使い方次第ではあるが、案外困ることは少ない印象。フリックはもちろん、QWERTYキーでの文字入力も多少慎重に操作する程度で可能だ。それでいてサイズ/重量は、49.4×95×16.5mm/110gと若干厚みはあるもののやはり異次元のレベルとなっている。背面には指紋センサー(+顔認証)もある。右側面のカスタムキーは、ユーザーがアプリ起動やスクリーンショットなどを自由に設定できる。
ネットワーク面では、LTEで1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66/34/38/39/40/41に対応。短時間試した限りでは楽天を含む、4キャリアのSIMで通信できた。また、おサイフケータイのアプリもモバイルSuicaを含めて、すでに登録できる状態だった。
なお、Jelly 2はUnihertzの公式サイトで一般販売も予定されているが(219.99ドル、約2万3000円)、現時点で注文できるのはFeliCaを搭載しないグローバル版(199.99ドル)で、こちらは技適も取得していないとのことなので注意してほしい。
「Jelly 2(日本版)」の主なスペック | |
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メーカー | Unihertz |
ディスプレー | 3型液晶 |
画面解像度 | 480×854 |
サイズ | 49.4×95×16.5mm |
重量 | 110g |
CPU | MediaTek Helio P60 2GHz(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSD |
OS | Android 10 |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/13 /17/18/19/20/25/26/28A/28B/66 /34/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz) |
カメラ | アウト:16メガ/イン:8メガ |
バッテリー容量 | 2000mAh(着脱不可) |
FeliCa/NFC | ○/○ |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | Type-C |
SIM形状 | nanoSIM×2 |