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独自CPU「M1」で処理性能&バッテリー駆動時間が大幅向上 新Mac特集 第17回

アップル「M1版」MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniのパフォーマンスを実アプリベンチでチェック

2021年01月02日 10時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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圧縮ファイルの展開にかかる時間を計測

 次のテストは、11.44GBと、かなり大きな圧縮ファイルを「アーカイブユーティリティ」で展開するのに要する時間を計測する。アーカイブユーティリティは、Launchpadからも選べないし、「アプリケーション」フォルダーにも入ってないが、zipなどの圧縮ファイルを展開する際には自動的に起動される。

 アプリやOSのアップデートは、圧縮された状態でダウンロードされるので、サイズの大きなアップデートの場合、ダウンロードが終了してからアップデートが始まるまでに「準備中」の時間が長いのに気付く。この間に圧縮ファイルの展開が実行されているので、この処理時間も普段の使い勝手に影響する。

圧縮ファイルの展開時に自動的に起動するアーカイブユーティリティ

 ここでテスト用に選んだファイルは、実は次のテストで使うXcodeを圧縮したもので、デベロッパー向けのサイトから圧縮状態のままダウンロードしたもの。各マシンごと展開に要した時間を計測し、やはりAirの時間を1.0として速さの倍率を示している。この場合時間が短いほど高速だ。

 結果は、どのM1マシンも、インテルAirの約3.9倍となった。これは体感的にもかなりの違いだ。後半のテストでも、この4倍前後という数字が出てくる。インテル搭載のAirとの潜在的な最大速度の違いを示す数字のように感じられる。

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