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Android TV搭載プロジェクターXGIMI「MoGo Pro+」レビュー 自動台形補正/オートフォーカスが優秀

2020年12月29日 10時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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プロジェクターをイスに置いて映像を投射してみた

MoGo Pro+の映像をベストコンディションで楽しむ方法

 MoGo Pro+の映像をチェックしてみよう。Android TVからAmazonプライム・ビデオの映像を再生してみた。精細感は十分に感じられるし、色合いはとても素直だ。単板DLP方式の課題とされているカラーブレイキングノイズ(色残像)は時折散見されるものの気になるレベルではない。

少し暗くなってきた昼下がり。カーテンを閉めれば十分に見やすい映像が再現できた

 300ルーメンという明るさが、昼間の映像鑑賞にどこまで通用するか試してみた。やはりカーテンを開け放ったままもとても明るい部屋では映像が若干力負けしてしまうので、遮光カーテンを閉めたり、夜間であれば部屋の照明を少し暗くするとストレスなく視聴できた。ドラマやバラエティ系の映像コンテンツを気軽に楽しむのであれば十分に役割を果たしてくれる。

同じ陽のある昼間に写真を再生。明るい風景写真であれば被写体の形や色もよくわかる

夕焼けの風景写真は暗部がつぶれてしまい、淡いグラデーションの階調感もやや単調になる

ただ、やはり映像のコントラスト再現は少し物足りなく、ニュアンスが平板であるように感じられる。映像の明暗でストーリー性を引き立たせるシリアスな映画やドラマを再生すると、役者の表情がわかりづらい場合があったり、ダークスーツを身にまとう役者の衣装のディティールなどに気がつけなくなる。

 夕陽を撮影した写真を投射してみても、もう少し空の色のグラデーションをきめ細やかに再現してほしいと感じた。画質優先で考えれば、やはり800ルーメンの明るさを備える上位モデルのHaloを選ぶべきかもしれない。

ランプの明るさが本体設定から選べる。おすすめはデフォルトの「動画」

「カスタム」を選ぶと明るさを最大まで引き上げられる

夜に部屋を暗くして壁面に投射してみた。昼間に比べてやはり映像が一段と見やすくなる

 MoGo Pro+ではAndroid TVにそのままNetflixアプリをインストールして見ることができない。もしNetflixが見たい場合は先にGoogle Playストアから「XTV Manager」という名前のアプリをダウンロードして、このアプリ上にNetflixをインストールして視聴する格好になる。

 手順についてはXGIMIの輸入代理店ビーラボのWebサイトに紹介されているので参考にしてほしい。なお、テレビ放送の見逃し視聴であれば、TVerやAbemaがある。DAZNはスポーツ映像の宝庫だ。

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