GIGABYTEのMini-ITXマザー「A520I AC」で作る温かみ溢れる“コタツPC”
熱源としてのRyzen 7 PRO 4750G
まずはAPUでテストだ。本当は最新のRyzen 5000シリーズでテストをしたかったのだが、編集部のAMD担当ジサトラハッチが「編集部にある5000シリーズは数が少ないからダメ! 壊れたら地球が危ない!!」とのことで、GPU内蔵のRyzen PRO 4000シリーズ最上位モデル「Ryzen 7 PRO 4750G」にした次第だ。
最近のCPUはヒートシンクレス状態であっても団扇で扇いでいればWindowsログインまで辿り着けるので、なんら問題はないのだが(※編注:麻痺している人の考えなので、絶対に真似はしないでください)ともあれ「Ryzen 7 PRO 4750G」をマザーボードに載せてテストしてみよう。
コタツへの組み込みはデフォルトの熱源であるヒーターユニットを外し、ヒーターを覆うガードをそのまま利用した。CPUクーラーはCoolerMasterの「MasterAir G200P」。同CPUクーラーは92mmファン込みで全高が39.4mmと背が低く、ヒーターを覆うガードの高さとジャストだったからだ。そのため、マザーボードは固定していない。実は固定しようとしたが、こたつの天板が想定以上の固さでネジが通らず諦めたというのはナイショだ。
MasterAir G200Pは、小型ケースに実装できるロープロファイルクーラーの久しぶりの新製品だ。C字型ヒートパイプ×2を搭載し、ファン性能は回転数800~2600rpm±10%、最大風量35.5CFM、最大風圧2.4mm H2Oと92mmサイズとしては良好なもので、ガッツリと冷却しながら、メモリーとVRM用ヒートシンクの熱も奪ってくれる。