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石川温のPCスマホニュース解説 第98回

来年のスマホは5Gの速度とカメラの進化に注目 クアルコム「Snapdragon 888」

2020年12月09日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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Qualcomm Snapdragon 888

 2020年も残りわずか。モバイル業界では早くも2021年のスマホトレンドが見え始めてきた。

 クアルコムは12月2日、例年ハワイで実施していた「Snapdragon Tech Summit」をオンラインで開催した。このイベントは毎年スマホに搭載されているチップセットである「Snapdragon」のアップデートを発表する場となっている。このイベントで発表されるSnapdragonの仕様を見れば、翌年発売されるAndroidスマートフォンのトレンドが見えてくる、というわけだ。

●5Gは下り最大7.5Gbps

 今回のSnapdragon Tech Summitで発表されたのは「Snapdragon 888」だ。今年までハイエンドスマホにはSnapdragon 865が搭載されてきたが、型番が「888」に変更となる。

 ハイエンド向けチップセットと言うことで、もちろん5Gに対応している。865ではモデムが別となっていたが、888では第3世代のX60 5GモデムRFシステムが一体化されている。

 5Gの方式であるSA(スタンドアロン)およびノンスタンドアロン(NSA)に対応し、5Gキャリアアグリゲーション(周波数を束ねて高速化する技術)や、グローバルマルチSIM、DSSも利用できる。

 すでにNTTドコモは5Gのキャリアアグリゲーションにより、865でも4.2Gbpsという最高速度を達成しているが、888では下り最大7.5Gbpsでの通信が可能になるという。始まったばかりの5Gであるが、年を追うごとに高速化していくというわけだ。

 Wi-Fi関連も強化され、「Qualcomm FastConnect 6900モバイル接続システム」により、下り最大3.6Gbpsの「Wi-Fi 6」、6GHz帯を用いる「Wi-Fi 6E」が使えるようになる。

 Snapdragon 888のCPUはQualcomm Kryo 680となり、5nmプロセスで製造される。CPU全体の性能は最大25%向上させたとのことで、最大2.84GHzで駆動する。

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