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最新Ryzen 7+RTX 3070など“王道”の人気パーツを集約、性能と価格のバランスにこだわったゲーミングPC「ZEFT R30X」の魅力に迫る
2020年12月03日 11時00分更新
人気のCoolerMaster製「MasterBox CM694 TG」を採用
RTX 30シリーズを支えるカードステイも標準で搭載
ーーケースをCoolerMaster製「MasterBox CM694 TG」にした理由は何かあるのでしょうか?
中嶋氏:1つは、MasterBox CM694 TGが弊社のモデルの中では人気が高いことですね。弊社では、MasterBox CM694 TGについてはサイドパネルに内部が見える窓のあるタイプと、スチール製のないタイプの両方を扱っているのですが、弊社では窓のあるタイプのほうが人気を集めています。ですので、今回は人気のケースを採用したということになります。
もう1つは、MasterBox CM694 TGにはビデオカードステイが用意されている点も、採用の理由です。RTX 3070搭載カードはそれほどでもないのですが、お客様からRTX 30シリーズ搭載モデルに関しては、カードステイの有無をお問い合わせいただくことが非常に多くなっています。そこで、お客様への安心感を担保するために、ケースにはMasterBox CM694 TGを使用しています。
西川氏:先ほど、ZEFT R30Xは弊社の人気モデルの後継機という話をさせていただきましたが、その前モデルでもMasterBox CM694 TGを採用していたという経緯があります。RTX 30シリーズを搭載したビデオカードは、比較的大きいサイズのものが多いです。そのため、カードの重量を気に掛けるお客様にも安心してご使用いただけます。
さらに、MasterBox CM694 TGはさほど大き過ぎないミドルタワー型にあたるケースなのですが、このサイズでも360mmのラジエーターを搭載できます。ZEFT R30Xでは、BTOにそうした簡易水冷クーラーを用意していますので、CPUアップグレードを視野にいれて、CPUクーラーの冷却性能をさらに高めたいと考えるお客様にも満足していただけるのではないでしょうか。
中嶋氏:あと、このMasterBox CM694 TGは、拡張ベイにトレイ式を採用していますので、ストレージの着脱が容易です。もし、現在お使いのHDDなどを、お客様で取付いただくことも容易です。
ーーストレージはM.2 SSDが500GB、HDDが1TBという容量面でも不安はないですね。
西川氏:はい。さらに、弊社では以前、M.2 SSDにCrucialさんの製品を主に採用していたのですが、今回はWestern Digitalさんの「WD Blue SN550」に変更しています。このWD Blue SN550は、弊社でテストした限りでは、以前のモデルよりも、読み出しと書き込みともに速度が高い結果が得られました。
それと、弊社のお客様の中には、SSDを信用し切れていない方もいらっしゃいまして、そうしたお客様はHDDを望まれます。そうしたお客様でも満足いただけるよう、今回のようにSSDとHDDを組み合わせた構成を用意しています。
ーーゲーミング向けPCというと、LEDが派手に光るイメージがあるのですが、このZEFT R30Xはかなり控えめですね。
中嶋氏:もちろんいくつもLEDを搭載して光らせるといったことは可能なのですが、当然その分コストもかさみます。ライトアップを好むお客様はカスタマイズでRGBパーツをお選びいただければと思います。
西川氏:ZEFT R30Xにおいて、LEDが光る箇所は簡易水冷クーラーだけですね。水冷ヘッドの部分と、ラジエーターに搭載された2基のファンが光るようになっています。
価格を抑えるためAMD B550搭載マザーボードを採用
アドレサブルRGBが扱いやすいのも魅力
ーーマザーボードにATXではなくmicroATXフォームファクターを選択したのはなぜでしょうか?
西川氏:マザーボードをAMD X570チップセットではなく、AMD B550搭載モデルにすることで価格を抑えています。もちろん、性能や機能面ではAMD X570搭載モデルのほうが秀でている箇所もあるのですが、Ryzen 7 5800XやRTX 3070といったCPUやGPUとのバランスを考えて、今回はAMD B550搭載マザーボードを選択しました。
意図してmicroATXにこだわったわけではないのですが、AMD B550搭載マザーボードで調達や価格面を考慮すると、ASRockさんの「B550 Pro4」が最適に思えました。あと、細かいところですが、アドレサブルRGBが普及する前に発売されたAMD X570搭載マザーボードでは、アドレサブルRGBのピンヘッダが足りないなど配線が難しいモデルがありました。ですが、後発のB550チップセットを採用したB550 Pro4は、アドレサブルRGB周りはオーソドックスな仕様で扱いやすいです。ですので、かなり融通が利くモデルだと思います。
ーーユーザーさんから拡張スロットが足りないなどの要望があったりはしませんか?
西川氏:最近は拡張カードに装着するご要望も限られています。ATXマザーボードへのカスタマイズもお選びいただけます。
FPSからフライトシミュレーターまで、ゲームで幅広く活躍する1台
ーー今回のZEFT R30Xも、“ZEFT”と名付けられているところを見ると、ゲーミング向けモデルという位置付けでしょうか?
中嶋氏:弊社では、お客様からゲームプレイするためにどのモデルを選べばよいのかといったお問い合わせをよく受けます。やはり、人気のFPSだったりTPSだったり、最新のゲームタイトルに関する問い合わせが多いです。今回のZEFT R30Xであれば、そうしたゲームも快適にプレイできますので、ぜひ検討いただきたいですね。
西川氏:ゲーム以外の用途ですと、変わったところではRTX 30シリーズのCUDA Core数を活かした大学の研究目的や、YouTubeの配信するために弊社のBTO PCを購入されるお客様がいらっしゃいます。とくに研究用途では、Ryzen 5000シリーズの需要が高いですね。やはり、コア数が必要なのではないでしょうか。少し話がそれましたが、もちろん今回のZEFT R30Xも、そういった目的でも活躍できるマシンに仕上がっていると自負しています。
ーーZEFT R30Xもしっかりと光学式ドライブが搭載されていますね。
中嶋氏:最近では光学式ドライブを搭載しないパソコンも増えてきていますが、やはり、古いゲームをインストールしたり、ディスクに保存したデータを閲覧したりする場合などで必要になる場面も多いかと思います。
弊社では、光学ドライブが内蔵できないPCケースに関しては、USB接続の外付けドライブを付属する形を採っています。付属の有無を選択できますが、選ばれる方が多いです。内蔵か外付けかは別として、まだまだ光学ドライブの需要は高いと判断しています。
価格とパフォーマンスのバランスは、パソコンを購入する際、ユーザーが最も注目する点ではないだろうか。そこにフォーカスを当てた、このZEFT R30Xは、コストを抑えつつパフォーマンスを最大限引き出せるよう配慮がなされたお買い得感の高いマシンであることは間違いない。
RTX 3070の登場により、パソコンの買い替えを検討している人も少なくないので、そういった人にこのZEFT R30Xは一考の価値があるPCといえそうだ。
(提供:セブンアールジャパン)