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「Apex Legends」もフルHDなら240Hz貼り付きでプレイ可能!

Ryzen 7とRTX 3070の人気構成でゲーム性能バッチリ、4Kゲームプレイも可能な高コスパBTOPC「ZEFT R30X」

2021年02月22日 09時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT R30X」

 セブンアールジャパンが運営するパソコンショップ SEVENの、コスパに優れるゲーミング向けBTOパソコン「ZEFT R30X」。前回は外観やスペックについて紹介したが、気になるのはやはりゲームにおけるパフォーマンスだ。そこで、今回はZEFT R30Xで実際にゲームをプレイし、どの程度のフレームレートを発揮するのか確認してみたい。

4K解像度でも快適なゲームプレイが可能
ゲーム以外の用途でも活躍できる高い性能

 では早速、定番ベンチマークツールの「3DMark」(Version 2.16.7117)の結果から見ていこう。まずは、「Fire Strike」だが、ZEFT R30XはフルHDでのテストとなるFire Strike“無印”で3万近いスコアを発揮。4K解像度でのテストとなるFire Strike Ultraでは、さすがにスコアは1万を割ってしまうものの、それでも十分高いスコアといえる。一方、DirectX 12でのテストとなる「Time Spy」でも、ZEFT R30XはTime Spy“無印”で12000台、Time Spy Extremeでも6000オーバーと良好な結果を残している。

「3DMark」の結果

 では実際のゲームではどうだろうか、「Apex Legends」のテストに移ろう。ここでは起動オプションでフレームレートの上限を外し、オプションから描画負荷が最大となるように設定。そのうえでゲームをプレイし、「Fraps」(Version 3.5.99)でフレームレートを取得した。その結果だが、ZEFT R30Xは1920×1080ドットであれば常時240fps以上のパフォーマンスを発揮。3840×2160ドットでも最小フレームレートは100fpsと高く、快適にプレイできることは誰の目にも明らかだろう。

「Apex Legends」の結果

 続いて「バイオハザード Re: 3」では、オプションからテクスチャ品質:高(3GB)に指定してゲームをプレイ。その間のフレームレートを「OCAT」(Version 1.6.1)で取得した。なお、OCATの仕様上、最小フレームレートの代わりに、データを並べた際に99%目にあたる99パーセンタイルフレームレートを利用している。

「バイオハザード Re: 3」

 ZEFT R30Xは、1920×1080ドットでは平均フレームレートは230fps以上にも達し、99パーセンタイルフレームレートも177fpsと非常に高い結果を残している。3840×2160ドットでも、99パーセンタイルフレームレートは70fps以上と、4K解像度でのプレイにまったく問題はなかった。

 「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」では、最高品質に指定したうえでベンチマークを実行した。その結果だが、ZEFT R30Xは3840×2160ドットでも1万以上のスコアを発揮。スクウェア・エニックスが示す指標では、スコア7000以上が最高評価とされており、それを踏まえるとZEFT R30Xは4K解像度でファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズをプレイするのにまったく支障はなさそうだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」の結果

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズベンチマーク」のフレームレート計測結果

 それでは、ゲーム以外のパフォーマンスもチェックしておこう。まずは「PCMark 10」(Version 2.1.2506)からだが、ここでは無償版でも利用できるPCMark 10“無印”のテストを実行している。結果を見ると、ZEFT R30Xの総合スコアは7000以上と良好で、詳細スコアを見ると、とくにDigital Content Creationが11390と高いスコアを発揮している。

「PCMark 10」の結果

 このDigital Content Creationは、写真加工や映像編集などのコンテンツ制作のパフォーマンスを見るテストグループで、ZEFT R30Xはゲームのプレイ動画やデジタルカメラで撮影した画像の編集といった用途でも活躍できそうだ。

 さらに、「FFMpeg」を用いた動画ファイルのトランスコードに要する時間もテストしてみたい。今回用意した動画ファイルは、解像度を1920×1080ドットに設定し、ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズを実際にプレイしたの7分程度のもの。フォーマットはMotion JPEGで、これをFFMpegでH.264/AVCならびにH.265/HEVCへとトランスコードしている。

「FFMpeg」を用いた動画ファイルのトランスコードに要する時間

 ZEFT R30Xは、H.264/AVCであれば10分強でトランスコードが終了しており、十分実用的な結果が得られている。一方のH.265/HEVCは、さすがに負荷が大きく時間も掛かっているが、それでも要した時間は25分ほどと、8コア/16スレッドのCPUとしては納得のいく内容だ。

 最後に「CrystalDiskMark」(Version 8.0.1)を用いて、搭載されているSSDの性能をチェックしておきたい。その結果を見ると、ZEFT R30Xはシーケンシャル性能を示すSEQ1M Q8T1ではリードが2500MB/秒弱、ライトが1800MB/秒台と十分な性能を備えており、ゲームのロード時間にストレスを感じることはないだろう。

「CrystalDiskMark」の結果

ゲーム以外でも活躍できる高い性能は魅力
価格は24万9480円と十分お買い得感は高い

王道構成で快適にゲームプレイが可能なZEFT R30X

 以上のテスト結果から明らかなとおり、ZEFT R30Xは4K解像度でも快適にゲームをプレイできるだけの高いパフォーマンスを備えている。高リフレッシュレートのディスプレーと組み合わせて、FPSやTPSにおいて1フレームでも多く表示させ、相手よりも有利に立ち回るといったことも可能だ。

 ゲーム以外の性能も十分満足のいくもので、Officeアプリケーションのほか、写真や動画の編集といった用途にも十分活躍できる。価格は税抜きで24万9480円(2月21日現在)と、この性能を踏まえると、オススメできる1台であることは間違いない。

試用機の主なスペック
機種名 ZEFT R30X
CPU Ryzen 7 5800X(定格クロック3.8GHz、最大クロック4.7Hz)、8コア/16スレッド、L3キャッシュ容量36MB)
グラフィックス GeForce RTX 3070
メモリー 32GB PC4-25600(DDR4-3200 SDRAM、16GB×2)、スロット数4のうち2スロット使用
ストレージ 500GB M.2 SSD(Western Digital WD Blue SN550、NVMe)、1TB HDD
PCケース CoolerMaster MasterBox CM694 TG
マザーボード ASRock B550M Pro4(AMD B550チップセット)
CPUクーラー Silverstone PF240-ARGB-7R
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
電源ユニット SilverStone ET750-G(定格出力750W、80PLUS Gold認証)
OS Windows 10 Home(64bit)

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