佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第46回
Audio Renaissance Onlineから
無駄がゼロのデジタル伝送を、スフォルツァ―トが「ZERO LINK」規格に搭載DACを発表
2020年11月23日 13時00分更新
11月14日~15日に、オーディオ評論家・逆木一氏主催のオンライン・オーディオイベント「Audio Renaissance Online」が開催された。ホームオーディオを中心としたイベントだが、そのアーカイプの中から、PCオーディオやデスクトップオーディオに関連するトピックスを2点ほど抜粋して紹介したいと思う。
トップウィングは、前回記事でも紹介したiFi-Audioの「iDSD Signature」を紹介。菅沼氏は「よりUSB DAC内蔵アンプに特化した」と紹介。また、より大容量のバッテリーを搭載したことにより、より大電流を取り出しやすくなったということ。
また、SONOREブランドの「Signature Rendu SE optical」というフラグシップモデルが登場した。これは従来の「Rendu」シリーズの上位機種となるモデル。コンパクトだった従来製品に比べるとかなり大きな筐体になっていて、内部にリニア電源を搭載している。Renduシリーズは、いわゆるネットワークブリッジと言われる製品で、ネットワーク上の機器とDLNAやRoonで接続し、USB DACに中継する。光を介すると電気的にノイズを遮断することが可能となる。

この連載の記事
- 第51回 イヤピースの位置で音色変化、カスタマイズが楽しいAcoustune「HS1300SS」
- 第50回 CESから2021年のヘッドホントレンドを垣間見る
- 第49回 2020年のオーディオトレンドを振り返る
- 第48回 海外メディアが「AirPods Max」事前予想の反省会、噂は本当だったのか?
- 第47回 Bluetooth「LE Audio」の技術的な詳細は? ソニー講演から探る
- 第45回 独創的で求めやすい、iFi-Audioとは? 新製品「micro iDSD Signature」も発売
- 第44回 知っているようで知らないヘッドホンのバランス駆動とその黎明期
- 第43回 ワイヤレスは音が悪いという常識を刷新する、HIFIMANの「TWS800」
- 第42回 ヘッドホンとスピーカーの連携、SONOSが考える新しいリスニングスタイルを公開特許から探る
- 第41回 混沌としたBluetoothの高音質コーデック、新標準LE Audio/LC3の立ち位置は?
- この連載の一覧へ