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佐々木喜洋のポータブルオーディオトレンド 第46回

Audio Renaissance Onlineから

無駄がゼロのデジタル伝送を、スフォルツァ―トが「ZERO LINK」規格に搭載DACを発表

2020年11月23日 13時00分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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新しいデジタル伝送規格も

 スフォルツァートは、ゼロリンクという新しいデジタル接続方式を提案。ゼロリンク入力用のインターフェースを備えたDAC製品として、「DSC-Vela」「DSC-Dorado」「DSC-Grus」が紹介された。また“Roon Ready”にも対応予定という、ネットワークトランスポート「DST-Lepus」も登場。こちらはゼロリンク出力が搭載されている。。

スフォルツァ―トのプレゼンテーション

 ゼロリンクは無駄な処理をゼロにしたいという意味の名称。SOULNOTEブランドを展開するCSRと共同開発したオープンな規格とのことだ。

 基本的にはデータとクロックを別に送るI2S方式だが、次の曲データに関する情報の受け渡し(つまり前もって用意しておくことができる)もプロトコルに追加されているということ。

受け手となるDACの背面

送り手となるトランスポートの背面

 また、DAC側のクロックをトランスポート側に送ることで両者のタイミングの一致を図っている。これはハイエンドオーディオでは「マスタースレイブ」と呼ばれている方式だ。ゼロリンクも対応メーカーが増えてくれば面白いものとなっていくかもしれない。

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