新型コロナは2ヵ月で2年分のデジタルトランスフォーメーションを進めたという。今回のApple Siliconによる新しいハードウェアの登場は、ずっと以前から計画されていたものであったとしても、2020年という年はコロナ禍とともに、アップルという企業が名実ともに仮想化されたハードウェアメーカーとなった年として、記憶されることになるだろう。形あるものを何も作らないハードウェアメーカーだ。ODMやOEM、EMSなど、さまざまな仕組みがあったが、それらの発展系ということができるかもしれない。
世の中の分業体制は、こんなスタイルで進み、結果としてビジネスの構造が大きく変わっていく。かつて米IBMはコンピューターのメーカーから、サービスを提供する会社に生まれ変わった。今回のアップルのチャレンジは、当時とは少し違うかもしれないが、この先の10年の各社DXの目指すところを示すものになるだろう。
この連載の記事
-
第21回
Apple
【M1搭載Mac miniレビュー】小型デスクトップの新パフォーマンススタンダード -
第20回
Apple
8GB/16GB、どっちを選ぶ? M1搭載MacBook Proのメモリーの違いによるベンチ結果 -
第19回
Apple
プロユーザーのためのM1エントリーマシン「M1搭載MacBook Pro」レビュー -
第18回
Apple
安心して使える相棒的なマシン「M1版MacBook Air」レビュー -
第17回
Apple
アップル「M1版」MacBook Air、MacBook Pro、Mac miniのパフォーマンスを実アプリベンチでチェック -
第16回
Apple
【バッテリーテスト結果発表】アップル「M1」MacBookは掟破りのバッテリー寿命と言わざるをえない! -
第15回
Apple
Apple Silicon版Chromeが配布開始 Googleマップで明確に体感できる性能差 -
第14回
Apple
【アップル独自M1搭載Mac 3モデルレビュー】1コアあたりのベンチ結果は世界トップクラス -
第13回
Apple
【M1版MacBook Proレビュー】率直に驚いたパフォーマンスと完成度 -
第12回
Apple
11になったmacOS! 「macOS Big Sur」の配信が開始 - この連載の一覧へ