専用のカートリッジ型ストレージと
USBストレージにて拡張可能
USBストレージとしてはSeagateがXbox用のGame Driveを販売している。元々Xbox One用として販売されていたものだが、Seagateの公式HPでXbox Series X/Sにも対応しているとアナウンスが出ているのだが、用意する時間がなかったため、以前ASCII.jpでレビューした同社のPS4用Game Driveでストレージの拡張を行なった。
USB外付けストレージは、Xbox Series Xに接続して使用する際、音楽や動画、画像の保存用とする「メディアに使用」とゲームやアプリの保存先とする「データ保存機器の初期化」のどちらで使うか聞かれる。「データ保存機器の初期化」に設定すると、ドライブ上のデータはすべて削除され、ゲームやアプリの保存先になる。
もちろん、その場合拡張ストレージ側にインストールしたゲームは、外付けストレージを取り付けていないとプレイできない。また、データ保存用のストレージとする場合は、USB3.0以上対応で容量が128GB以上必要だ。
ちなみに、スクリーンショットや動画のキャプチャーは、PS4ならUIや設定画面もキャプチャーできたが、ゲームプレイ中の画面しか行なえない。本体の設定解説動画などを作りたい場合は、別途キャプチャーユニットが必要だろう。
また、USB外付けストレージ以外にも、本機の背面にあるスロットに拡張カード型のストレージを挿して容量の拡張も可能。今回は拡張カードストレージを事前に入手できなかったため試せていないが、この拡張カードストレージは「Velocity Architecture」とシームレスに統合し、内蔵ストレージと同じく遅延がないとのこと。機会があれば検証して試してみたい。
コントローラーはサイズがやや小ぶりに
滑り止め加工などによりグリップ感も向上
やや脱線したが、Xbox Series Xのコントローラーは、Xbox Oneのコントローラーとほぼ同じ大きさだが、グリップ部分がスリム化し、やや小ぶりに感じる。
また、Xbox Series Xの十字キーは独立しておらず、斜め入力がよりし易くなっているように感じる。さらに、底面には3.5mmイヤホンジャックが新たに実装されている。これにより、DUALSHOCK 4のように手元でイヤホンを挿して音を聴けるようになった。
さらに、従来のLRボタンやトリガーはツルツルした手触りになっていたが、今回のLRボタンはシボ加工が施され、トリガーボタンはLRボタンと異なる小さな丸い凹凸のある滑り止め加工が備わり、手触りだけでLRかトリガーかがはっきりわかる形に進化した。加えて、USB接続部がマイクロUSBからType-Cへと、今時に変更されている。
グリップ部分もトリガーボタンと同じ加工が施され、ホールド感が増したように感じる。無線での動作は、電池で駆動するところは変わらない。
ライバルのPS5やNintendo Switchは充電式だが、以前にXboxの開発者が電池駆動の方が劣化が少なく長持ちするためと、その理由を明かしているとおり、電池だと使える時間も長く、劣化しても交換が容易というメリットもある。その理念は変わっていないようだ。
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