プログラミングも学びながら楽しめる!
親子に寄り添う2in1ノートPC<LAVIE First Mobile>を実際に現役小学生に渡してみた
かゆいところに手が届く「キッズメニュー」
メニュー周りやソフトウェアをチェックしていこう。最初にいいなと思ったのが、LAVIEオリジナルの「キッズメニュー」だ。「Yahoo!きっず」や「プログラミング」「タイピング」「YouTube」など、子ども向きのコンテンツのリンクが用意されている。
保護者にパソコンの知識がなくても、パソコンを起動したら、まず「キッズメニュー」から使うように子どもに教えておけば、安心安全に使うことができるというわけだ。最初は親子で「パソコンで何ができるのかな?」というところから始めて、キッズメニューで子どもが興味をもったものから触っていくという形で、少しずつコンピュータと仲良くなっていくのもいいだろう。
また、せっかくノートパソコンを用意したのであれば、タイピング練習にもチャレンジしてほしい。子どもの場合、タイピングは「学ぶ」というよりも、キーボードを指示どおり打っていくゲームだという意識が強いので、あまり面倒とは思わず楽しんで練習する子が多い。毎日少しずつでもタイピング練習をしておくと、今後パソコンを学習で使うときや、将来「CBT」と呼ばれるコンピュータを使った試験でも、きっと役に立つだろう。
子ども側の意見:現役小学生に聞いてみた
以上、色々と気に入ったポイントを書いてきたが、結局使うのは子どもだ。本人がどんなパソコンが良いのか、どんな機能があると快適に使えるのか。1歳からタブレットを使っている小学生の息子に、率直なところを聞いてみた。ちなみに、息子の小学校では、すでに3年前から児童「1人1台」にWindowsパソコンが貸与されており、パソコンの使い方はかなり長けている。その分、一般的な小学生より、見る目も多少厳しくはなっているかもしれない。
「色々なところに持ち歩くんだったら軽さ。でもゲームをしたりするなら、パソコン自体の軽さより、反応が速いこと。あと、スマホやタブレットで画面を触るのは慣れているから、タッチ式じゃないとちょっとイライラするかな。キーボードは打ちにくくなければ、そんなにこだわらないかな。プログラミングは『Scratch』が動くこと。ノートパソコンだったらカメラがついてるから、『Zoom』は使えるよね」
さすがに小学校高学年ともなると、色々と考えている。休校中に体験した「Zoom」もパソコンのツールのひとつとして、彼の中には組み込まれているらしい。 筆者が使っていた<LAVIE First Mobile>に興味をもったようなので、あえて何もいわずに渡して、どんな遊びかたをするか見てみた。
小学校高学年でも十分楽しめる
まず息子がさわったのはゲーム。「まあ、やっぱりそこからだよね」と思いつつ眺めていると、「Yahoo!きっず」に用意されているミニゲームのほか、「Scratch」でプログラミングされたゲームなどを色々とチェックしていた。ただし、ゲームは夢中になるとつい遊びすぎてしまうかもしれないので、このあたりは家庭で利用時間などをあらかじめ決めておきたいところだ。
そして、次に夢中になったのは、「シンクシンク」だ。実は、我が家はスマホ版「シンクシンク」が大好きで、リリースされたころからずっとやり込んでいる。図形やパズルを使って思考力を伸ばす教材として評価も高く、大人でも真剣に考えこむほどだ。
<LAVIE First Mobile>にプリインストールされている「シンクシンク」は無料で遊ぶことができ、最大8人までセーブデータを保存できるので、休日にはぜひ家族みんなで挑戦してみてほしい。
さらに、キッズメニューから目ざとくタイピング練習を発見。筆者は自己流の打ち方が身についてしまったが、子どものころからホームポジションを意識してタイピングの練習をしておけば、かなり便利になりそうだ。
プログラミングを楽しんで学べる!
さらに、筆者が注目したいのがプログラミングだ。2020年度から小学校でプログラミング教育が始まったことで、いままでプログラミングにふれる機会のなかった子どもたちも、学校の授業でプログミングの基本を体験するようになった。その結果、「おもしろいからもっとやってみたい!」となったときこそ、<LAVIE First Mobile>の出番だ。
世界中で使われているプログラミング学習ソフトの代表格「Scratch」だけでなく、小学校の授業でも活用されているマイコン「micro:bit」を別途用意すれば、自分でつくったプログラムでハードウェアを動かすという体験にもつながっていく。
<LAVIE First Mobile>の右側にある小さな基板が「micro:bit」だ。ブロック型の命令を組み合わせることで、「micro:bitをふったら、ランダムで1~6の数字をLEDで表示する」といったプログラムも簡単につくることができる。