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松村太郎の「"it"トレンド」 第303回

アクションカムのニーズも変化の兆し:

ライカレンズで自撮りする贅沢「Insta360 ONE R」

2020年10月27日 09時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII

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●トランスフォーム型アクションカム

 Insta360 ONE Rは以前にもご紹介しました。バッテリー部分の上にスクリーン・カードリーダーを備えたメインユニット、カメラユニットを組み合わせて利用する「トランスフォーム」するアクションカムです。

 これまで、4K撮影が可能なカメラモジュールと、360度カメラモジュールを別々に、あるいは2つのモジュールが同梱したモデルが用意されていましたが、ここに第3のモジュールとして登場したのが、ライカとコラボしたレンズを備える1インチセンサーモジュール、というわけです。

 レンズのスペックはF3.2、14.4mmの超広角レンズで、静止画は5312×3552ピクセル(3:2)、ビデオは5312×2988ピクセル(16:9)まで撮影可能。フレームレートも60fpsから24fpsまでカバーしており、スローモーションやタイムラプス、ナイトショットなどの撮影機能も充実。

 と言っても、これらの撮影機能はスマートフォンでも実現しています。例えばiPhone 11 Proでは、超広角・広角・望遠の3つの光学レンズを使い分けることができ、撮影後の編集も簡単。それでもアクションカムが必要な理由は、やはり落下のリスクを軽減できる点、そしてカメラ以外にも様々な役割を果たすスマートフォンのバッテリーをできるだけ維持したいという点、そしてより自由な撮影スタイルの実現ではないでしょうか。

 アクションカムはGoProが先行していますが、Insta360はカメラモジュール交換式で差別化し、360度撮影に加えてライカレンズでの撮影という強力な武器を備えて対抗しようというわけです。

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