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一生観ていたかったDAY2「レインボーシックス Japan Championship 2020」王者はCAGの手に

2020年10月19日 17時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

実況も、ファンも予測不能な決勝戦
CYCLOPS athlete gaming対FAV Gaming

決勝戦前にテンションMAXになる入場パフォーマンスも

LEDが切り替わり、チームロゴなどが浮かび上がるまさにゲーミングフラッグ

 そして、ついに決勝のときが訪れた。CYCLOPS athlete gaming対FAV Gaming。実況・解説4人の勝敗予想も真っ二つに割れ、どっちが勝つかまったく予測不能となった。なお、準決勝まではBO3だったが、決勝戦はBO5となる。マップBANは、CAGがテーマパーク、FAV Gamingがカフェ・ドストエフスキー。ピックマップは、CAGが海岸線、領事館、FAV Gamingがクラブハウス、オレゴン、最終マップがヴィラとなった。

CYCLOPS athlete gaming

FAV Gaming

 初戦の海岸線は静かな攻防からスタートしCAGがラウンドを奪取。そして、2戦目でなんとFAV Gamingがタクティカルタイムアウトを取る。3戦目には、本大会の注目選手としてピックアップされたNo.2が魅せて取り返す。そして、FAV Gamingが2ラウンド取り返したところで、さらにCAGがタイムアウトを取る。初マップから高次元、異次元の戦いが繰り広げられた。

海岸線でのオペレーターBAN

一進一退のラウンド取得数に緊張感が半端ない戦いが続く

 そこからは、CAGがわずかに優勢で進めていくものの、FAV Gamingが取り返していき、フルラウンドに。最終ラウンドは、FAV Gamingがデフューザー設置というところでCAGの BlackRay選手がそれを防ぎ、8-6でCAGが初戦を制した。

BlackRay選手のすごすぎるプレイも飛び出し、1マップ目はCAGが奪取

 2戦目は、FAV Gamingのピックマップであるクラブハウスでの戦いに。1ラウンド目は、まさにお手本にしたいチームの立ち回りに加え、MCに「オフラインではより大胆になる」という1の動きを魅せるShiN選手の動きにより、キレイな形でFAV Gamingがラウンド取得。しかし、戦略の豊富さ+撃ち合いの強さでCAGがどんどんラウンドを取得していく。

クラブハウスでのオペレーターBAN

まだまだこれから! といわんばかりにFAV Gamingがラウンド取得

しかし、それを許さないのがCAG

 またCAGが2マップ目も……という流れになるかと思いきや、そこはさすがに決勝まで残ったFAV Gaming。なんと6-5と逆転する。そしてまたもや7-7フルラウンドになり、激熱の戦いに。最終ラウンドで勝ったほうがマップ取得というところでCAGが粘り勝ち、優勝に王手をかけた。

意地をみせ、逆転するFAV Gaming

フルラウンドからCAGがラウンド奪取し、王手!

 3マップ目は、CAGピックの領事館。CAGは1ラウンド目から地下ガレージの補強壁にミラのブラックミラーを貼り、FAV Gamingに揺さぶりをかける。しかし、FAV Gamingも負けじとチームプレイでラウンドを取り返していく。

地下ガレージの補強壁にミラのブラックミラーを貼るCAG

徹底的なノーリスクキルで取り戻すFAV Gaming

まさかのリスキルで流れを完全に取り返すCAG

 しかし、FAV Gamingの勢いを完全に殺すべく、Anitun選手とBlackRay選手が非常階段から飛び出してFAV GamingでハードブリーチャーのテルミットをピックしていたTaipon選手とライオンピックのShiN選手を倒す。この作戦のメリハリには、誰もが驚いたシーンだった。

 流れを断ち切る素晴らしい戦略で、FAV Gamingの勢いを完全に食い止め、そのままCAGが7-2で優勝を勝ち取った。

CYCLOPS athlete gamingが優勝! やはり強かった!

 本大会は、どの試合でも普通にレインボーシックス シージをプレイしている私には理解の届かないスゴイプレイの連続で、12時間を超える取材でも、疲れを忘れて終わってほしくない、ずっと観ていたいと思えるかなり面白い大会だった。

 残念ながらご時世的に無観客での大会となったが、これはぜひ今後再び開催されて、ファンの人たちも会場に足を運んで観戦してほしいと心から願う大会だった。第2回があるときは、リベンジに燃えるチームの活躍も観たいし、そこに立ちはだかるCAGも観たい。まだ、本大会を観ていないという人は、ぜひアーカイブでチェックしてみてほしい。

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