「Xperia公式生放送 in 東京ゲームショウ2020」の3日目となる26日。「Xperia 5 IIの進化点を探る! 5G速度テスト&新しくなったゲームエンハンサー徹底攻略!」と題して、アスキー編集部で四六時中スマホのことばかり考えている 「アスキースマホ総研」がXperia 5 IIを大解剖しました。
今注目の5Gの特徴から、Xperiaでのゲーム環境を快適にする 「ゲームエンハンサー」の解説までゲームユーザーなら知っておきたい情報を紹介。出演者はMCのつばさ、スピーディー末岡、eスポーツキャスターのトンピ?さん、純情のアフィリアから寺坂ユミさんの4名。
生放送のアーカイブは以下から視聴できます。
5Gの速さを実測で紹介
まずは5Gって何? というところから解説。なんといっても理論値ではなく、実測で1Gbps出せるというのが最大の魅力。番組では、例えるなら4Gが2車線の高速道路を走っている車のスピードだとすると、5Gは飛行機にのって空を飛んで目的地にいってしまうようなものと解説しました。高速、大容量、低遅延が5Gのメリットですが、「低遅延ということはラグがないことなのでゲームにとって非常に重要」とトンピ?さん。ラグがあると、ゲーム対戦中にズレが生じ、敵の動きがワープしたように見えたり、避けたはずなのにやられたりと、ネット回線が勝敗を決めるといっても過言ではない、とも力説していました。
スピーディー末岡も「実力で負けるならまだしも、回線で負けるのは悔しいので、安心できる回線は重要ですね」と語っていました。
次に5Gには2種類あること解説。ひとつは、周波数6GHz帯以下のSub6。現在の5Gスマホはすべて対応しているもので、「Xperia 1 II」や「Xperia 5 II」ももちろんその中に入ります。もうひとつ、30GHz~300GHz高周波数帯であるミリ波はさらに高速ですが、まだサービスが始まっていないので、まずはSub6のみに対応していれば問題ありません。
また、5Gのメリットである高速通信は理論値最高で3.4Gbpsで、簡単に言うと2時間の映画(DVD)が一瞬でダウンロードできるというイメージです。5Gの低遅延を活かせば「1万人で対戦してもラグがなくプレイできるので、ゲーム業界がひっくりかえるといっても過言ではないですね」とトンピ?さんがコメント。
とはいえ、説明だけではピンとこないだろうとのことで、アスキースマホ総研は都内4ヵ所で5Gの通信テストを敢行。「羽田第三ターミナル到着口」、「羽田第三ターミナル江戸小町」で実測1Gbpsを達成。スカイツリーのお膝元の「東京ソラマチ」で957Gbps、人が多い「渋谷駅付近」でも743Gbpsを叩き出しました。つばさは「飛行機に乗る前に映画をダウンロードして電波のない移動中に観るなんてこともできますね」と提案した。
発表されたばかりのau版「Xperia 5 II」の実機登場!
次のコーナーではauから10月下旬に発売が予定されている「Xperia 5 II」の実機が登場! 先日のauの発表会に、恋のぺり騒ぎ出演を蹴って(実は戦力外通告)スピーディー末岡が潜入。その際、ゲストの池田エライザさんが持っていたのがまさにXperia 5 IIだったのです。
昨年発売されたXperia5のスタイルを維持しながら、Xperia 1 IIの最新機能をあわせもつ端末です。ディスプレーは6.1型の有機EL(1080×2520ドット)。プロセッサーは最新のSnapdragon 865、メモリーとストレージは、前モデルが6G/64GBだったものから8GB/128GBに増量しました。本体サイズは横幅に注目で68mmと最近のスマホの中でもかなり小さい数字になっています。さらに重さが163gと軽量なのに、バッテリーは4000mAhと大容量になりました。
その後はXperia 5 IIの特徴を次々と紹介。なんといってもディスプレーのリフレッシュレートが120Hzに対応したことでゲームだけでなく、動画再生などでも残像が少なくなるメリットがあります。ハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」も新搭載。ストリーミングでも音質がアップします。バッテリーは急速充電に対応して30分で約50%充電が可能ですが、充電状態を80%や90%までととめられる「いわたり充電」のおかげでバッテリーの劣化を抑えられるのです。
外見的には「Googleアシスタントキー」が初搭載されたこともトピックです。ワンボタンでGoogleアシスタントが立ち上がる便利ボタンで、家電を音声コントロールするIoT時代には欠かせない機能と言えます。
リフレッシュレートが変更できるようになった
ゲームエンハンサー
そして、Xperia 1 IIやXperia 5 IIに備わる「ゲームエンハンサー」を徹底解説。パフォーマンスや省電力優先といった設定を選べる「ゲームモード」。Xperia 5 IIならではの追加機能がリフレッシュレートの調整ができる「カスタム」で、40~240Hzが選べます。タッチの感度(反応速度や追従性)もかえられるため、まさにFPSに向きの機能です。
「フォーカス設定」では、通知や電話の着信をはじめ、さまざまな機能を無効化することで、ゲームに没頭できるようになります。細かく設定するのは面倒だ! という時は、「コンペティションセット」をオンにするだけで一挙にすべてをオフに。コンペティションセットをオフにするまでゲームが終わらないという、Xperia 5 IIとゲーム専用機にする機能なのです。
Xperia 1 IIから搭載された「HSパワーコントロール」も搭載されています。充電ケーブルを挿してもバッテリーを充電せず、本体のシステムに直接給電することで本体の発熱を抑えるシステムで、今のところXperia独自の機能となっています。「発熱によりパフォーマンスが低下することもあるので、これはうれしいですね」とトンピ?さん。
そして最後は寺坂さんがゲームを録画しながらフロントカメラを使って実況撮影ができる「レコード機能」に挑戦。ボイスチェンジャーで声質を変えてVTuberのように実況プレイができるのですが、寺坂さんは「舐められないように」と男声にしてゲームスタート。夢中になるあまり、ついつい無言になってしまいがちでしたが「いろんな機材を用意しなくてもこれ1台でできるのはいいですね」と評価しました。
そのときの動画がこちら!(※機材の関係で若干ノイズが入っています。また、ボイスチェンジャーはMCの声も拾っていますことをご了承ください)
最後に寺坂さん「配信することが増えたけれど、コレ1台で簡単にできるので欲しくなりました」、トンピ?さん「ゲーマーの欲しいものがつまっている、これにつきます!」、スピーディー末岡「XperiaならではのHSパワーコントロールを推したい。端末が熱くならず、CPUパフォーマンスが落ちないのは大事」と締めました。
ゲームもカメラも死角なしのXperia 5 II。ASCII.jpでもレビューを掲載予定なのでチェックしてくださいね。
なお、最終日の放送は以下からご覧いただけます。
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