VRなどを活用するリモートワークの未来なども示した
また、Facebookは、コンシューマー向けのコンテンツだけではなく、医療などの現場やリモートワークへの活用についても言及。Oculus Quest 2を使って、MRとVRをシームレスに切り替え、空間にマルチディスプレーを表示したり、Logitechと共同開発したキーボードでVR空間ないで文字入力を行なったりができるとしている。
イベント中でのデモ映像では、最初はリビングにいたが、母親が料理をし始め周囲がうるさくなったので、場所を移動して仕事を行なうといったストーリーで展開。Oculus Quest 2を使いバーチャル上で仕事をするなら、どこでも作業が行なえるということだろう。
最後はチーフサイエンティストのマイケル・アブラッシュ氏が未来の技術について言及。手首に巻いた入力デバイスを使用することで、指の動きを正確にトレースし、VRで再現すれば指を失った人でもVR世界では指が使えるなどの解説。
そのほか、人の耳の形をトレースして、個人に合わせて立体音響を再現したうえ、ビームフォーミング技術を応用することで、音の伝わり方をコントロールし、顔を向けた人の音をピックアップして聞きやすくするなどが可能になるといったようなことを解説した。こうした技術が実装されることで、より一層ARグラスの可能性も広がりそうだ。