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DXを成功に導くために不可欠な“ユーザーの本質的な欲求(インサイト)”を発見するデザインリサーチ「DX-Value」の提供を開始

PR TIMES

株式会社デコム
デザイン思考やUXデザインで重要な工程のユーザー調査で、本人も気づいていない欲求まで掘り下げる手法を実現

インサイトリサーチによるアイデア開発支援を手掛ける株式会社デコム(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:大松孝弘)は、この度、ユーザーの本質的な欲求を発見するデザインリサーチ「DX-Value」の提供を開始します




■本サービス提供開始の背景「やればやるほど奥が深くて難しい“ユーザーの本質的な欲求”の発見と特定」

DXを実現する過程で、デザイン思考を活用したUXデザインに取り組む企業が増えています。

共感(Empathize)→問題定義(Define)→創造(Ideate)→プロトタイプ(Prototype)→テスト(Test)の5つのプロセスを繰り返して、顧客体験の設計を進めるという考え方です。

しかし、取り組んだ企業から「やればやるほど共感から問題定義のところが難しい」との声が多く挙がっていることが、日本マーケティング学会のデザイン思考研究会でも報告されています。
この「共感→問題定義」は“ユーザーの本質的な欲求(インサイト)”の発見と特定を行うプロセスであり、新価値創造の成否を左右するものです。
ユーザーの本質的な欲求を取り違えて提供価値を定義してしまうと、いくらプロトタイピングとテストを繰り返しても、それは徒労に終わります。


■ユーザーの本質的な欲求を捉えることの重要性を示した事例「Airbnb」

民泊の仲介を世界で最初にサービス化したAirbnbが創業したての頃の話です。自宅の空きスペースを有効活用することで、ホテルよりも安く宿泊できる民泊の仲介サービスには「絶対に需要がある」という確信があるのに、なぜか利用者が増えない。倒産寸前に陥ったこともあったそうです。

打開策のヒントを得るために、ホストユーザーの家を訪問して回ったときに気づきます。実際の部屋はキレイでおしゃれなのに、ユーザーに撮ってもらった写真はダサくて、その雰囲気が伝わってこない。そのダサい写真は、見ず知らずのホストの人間性や部屋の快適性に警戒心を生んでしまい、利用を躊躇させているのではないか。

つまり、「知らない人とのプチ共同生活は興味があって、ホテルより安く泊まれるなら利用してみたい。でも、ホストの人となりも分からず、居心地が悪いかもしれなくて不安。それを解消して欲しい。』というユーザーの本質的な欲求に気づいたのです。

そこで、プロの写真家を雇って写真を取り直して回ることにしたのです。その結果、美しい写真を掲載したAirbnbの売上は急増し、その後のビジネス拡大の重要な転換点となったと言います。

ユーザーの本質的な欲求を捉えることの重要性を示した事例です。
「長く宿泊する際に、ホテルに泊まり続けるのは費用が高すぎて自分にはムリ」という問題定義を行って、「ホテルよりも安く宿泊できる」という提供価値を定義し、プロトタイピングとテストを繰り返しても、事業はうまく行かなかったということです。

このような表面的なユーザー理解に留まらず、もう一歩踏み込んで「ホストの人となりも分からず、居心地が悪いかもしれなくて不安。それを解消して欲しい。」というユーザーの本質的な欲求まで辿り着けて、はじめて成功の道が開かれるのです。


■提供価値(バリュープロポジション)の設定がズレるとDXは成功しない

DXする対象となる物事にユーザーが求めている本質的な価値は何か?この質問に答えなければなりません。また、それが表面的なユーザー理解ではダメです。
提供価値(バリュープロポジション)の設定がユーザーの真の欲求に応えるものでなければ、全てのDXは徒労に終わるのです。


■本サービスの概要

・2006年に国内で初めてインサイトリサーチを体系化した書籍を出版し中国や韓国でも翻訳されるなど、日本のインサイトリサーチをリードしてきたデコムが提供するデザインリサーチです
・ユーザーのインサイト(本人も気づいていない本質的な欲求)を追及し、本当に満足してもらえるプロダクトを提供することが本サービスの目的です
・既存のプロダクトの改善と新規のプロダクトやサービス開発の両方に適応が可能です
・狭義のユーザーとしてではなく、広く人間を見に行くことでインサイトを発見します
・発見したインサイトから提供価値(バリュープロポジション)を定義し、ペルソナと提供する顧客体験(UX)のシーンとコアアイデアを導き出します
・統計的に正しい定量調査を行うことで、インサイトや提供価値/コアアイデアの市場性を計量的に検証し、意思決定を支援します
・ユーザー調査だけでなく、ワークショップも実施します


■本サービスのプロセスとアウトプット

【1】オポチュニティ探索:市場機会の発見のためのリサーチとワークショップ
→アウトプット:オポチュニティレポート
【2】インサイトリサーチ:ユーザーの本質的な欲求(インサイト)の発見のためのリサーチ
→アウトプット:個別インサイトシート
【3】バリュー定義:提供する価値の定義、ペルソナ、顧客体験(UX)のシーンとコアアイデアの導出
→アウトプット:バリュープロポジション、ペルソナ、顧客体験(UX)のシーンとコアアイデア
【4】アイディエーション:プロダクトやサービスの詳細をデザインするワークショップ
→アウトプット:ワークショップレポート
【5】テスト:アイデアの市場性を検証する定量調査による意思決定の支援
→アウトプット:定量分析レポート


■ユーザーの本質的な欲求を発見するデザインリサーチ「DX-Value」の資料はこちら
https://decom.org/download?id=1756


■なぜユーザーの本質的な欲求を取り違えたDXが推進されてしまうのか?“DXのためのインサイトフルなデザインリサーチ講座”<オンラインで無料開催>

◆開催概要◆

2020年9月18日(金)10:00~11:00
https://20200918amdecom.peatix.com/

2020年9月18日(金)15:00~16:00
https://20200918pmdecom.peatix.com/

会場 :オンライン(Zoom)
主催 :株式会社デコム
参加費:無料(事前登録制)
定員 :各300名

※定員になり次第締切らせていただきます


■株式会社デコムについて

インサイトリサーチによるアイデア開発の支援を、企業のマーケティング部門、R&D部門、事業開発部門や
公共セクターに対して提供しています。
2004年の設立以来、業種を超えた実績は700案件以上。
2006年には国内初となるインサイトリサーチの専門書を執筆し、海外でも翻訳されるなど、
常に日本のインサイトリサーチをリードし続けてきました。

インサイトリサーチ/アイデア開発プログラム/データサイエンスの3つのコア技術で
リサーチプロジェクト事業、メディア事業、教育研修事業の3つのビジネスを展開しています。

■代表者プロフィール

代表取締役 大松孝弘
大手広告会社を経て、2002年デコムを創業。
大学院にてMBA(データサイエンスコース)を修了。
インサイトやアイデア開発支援に関する著書、講演は、海外も含め多数。
2006年に日本初のインサイトリサーチに関する書籍「図解やさしくわかる
インサイトマーケティング」(共著、日本能率協会マネジメントセンター) を上梓する。
近著に「ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚~インサイトのシンプルな見つけ方~」(共著、宣伝会議)。


■会社概要

商号 株式会社デコム
代表者 代表取締役 大松孝弘
所在地 〒141-0022 東京都品川区東五反田5-25-16 HF五反田ビル5階
設立 2004年3月
資本金 5,000万円
事業概要 インサイトリサーチによるアイデア開発支援
会社URL https://decom.org/