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【DMM GAMESプレイ日記】 第10回

海外リリース済みのDLCがついに全編日本語化

史実ベースの超リアルな中世RPG「キングダムカム・デリバランス」、出揃った5本のDLCをおさらい!

2020年08月17日 11時00分更新

文● 齋藤直樹 編集● ASCII

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 史実に基づく徹底した時代考証により、超リアルな中世ヨーロッパが体験できることで知られるRPG「キングダムカム・デリバランス」。DMM GAMESにより2019年7月に日本語版が発売された同作だが、海外でリリース済みの追加ダウンロードコンテンツ(DLC)が5本あり、順次日本語化されてきた。

 その最後となる「ある女の運命」がついにローカライズ完了し、2020年6月30日にリリースされたので、この機会に本編も含めて今までリリースされたDLC各種をおさらいしてみたい。

竜も魔法もない歴史上のリアルな中世ヨーロッパを体験!

 「キングダムカム・デリバランス」はチェコの開発会社Warhorse Studiosが開発したオープンワールドRPGで、15世紀初頭の神聖ローマ帝国の構成国 ボヘミア王国を舞台に、史料を忠実に再現したリアルな中世ヨーロッパ世界を描いた作品として知られる。

ストーリーの背景はもちろん、建物や衣装といったビジュアル、NPCの暮らしぶり、装備品の着方といった細かい部分まで、徹底的な時代考証に基づいて、リアルな中世が再現されている

 ゲームの主人公は、ボヘミア王国の田舎村で平和に暮らしていた鍛冶屋の息子ヘンリー。平凡な青年だったが、ある日突然村が他国に襲われ炎上し、ヘンリーは命からがら隣村へと落ち延びる。村を襲ってきたのは、皇位簒奪を狙う隣国ハンガリーの王ジキスムント。虐殺された両親と村人たちの仇を討つために旅立ち、戦乱の時代に突入したボヘミア王国を生きるヘンリーの物語が描かれる。

 歴史上実在した人物なども登場し、ストーリーの大きな流れとしては史実に沿って展開するが、ゲームの進行自体は自由度が高く、プレイヤーには多くの選択肢が与えられている。クエスト1つとっても、途中の選択肢などで展開が変わり、さまざまなルートでクリアすることが可能だ。

 盗みや殺人といった犯罪行為に手を出すことも、清く正しい生き様を貫くこともでき、プレイヤーの行動の選択で町の人の反応まで変化する。まさに、歴史上の中世の世界を生きる仮想体験を、リアルに味わえるようになっている。

大きな流れは史実に沿っていながらも、細部ではとても自由度が高く、プレイヤーの行動や選択によって話の道筋や人々の態度などが変わってくる

 海外では2018年にリリースされ、竜も魔法も登場しない代わりに、徹底した時代考証によりきわめてリアルに描かれた中世の表現が、ファンタジーではなく歴史物として高い評価を得た。そんな名作において、海外では日本に先行して5本のDLCがリリースされていたが、今回ようやく日本語でもそれらを楽しめるようになった。

既に日本語版が配信されていた4本のDLCまとめ

 最新DLCの内容に触れる前に、6月までに日本語化されていた4本のDLCの内容を、改めてチェックしておこう。


●いにしえの財宝
 DLC「いにしえの財宝」は、元々は予約特典として本編発売時に予約者に配信された追加コンテンツを、有料DLCとして誰でも遊べるように別途リリースしたものだ。そのため、価格も安めで内容としても小さなおまけ要素的な追加になる。具体的には、宝の地図が追加され、本DLC独自の防具一式をはじめ、貴重なアイテムが入手可能になるもの。

「いにしえの財宝」は、追加装備が入手できる宝の地図が貰えるDLC


●ゼロからの復興
 大型DLC第1弾としてリリースされた追加コンテンツ。メインストーリーで悪漢たちの手から解放した村、プリビスラヴィッツを復興させるサイドクエストが追加される。主人公ヘンリーはプリビスラヴィッツの執行官に任命され、資源を買い付けて村に必要な建物を建て、人材を勧誘したり、村で起きる揉めごとを解決する。箱庭建設ゲームのような、本編とは少し違ったゲーム性が楽しめる。

プリビスラヴィッツ村を復興させるために、さまざまな建物を建てる街造りシミュレーション的なDLC


●ハンス・カポン卿の向こう見ずな愛の冒険
 メインストーリーの登場人物の1人であり、クセのある人物としてプレイヤーにはなじみ深いハンス・カポン卿の、恋の顛末に関わるクエストが追加されるDLC。ストーリーを楽しむタイプのコンテンツで、3本のクエストを通して、意中の女性に思いを遂げようとする若きカポン卿の努力の日々が、それを助けるヘンリーの視点で描かれる。

若きハンス・カポン卿はご執心の婦人に思いを遂げることができるのか


●荒くれどもの群像
 集団戦闘に焦点を当てたコンテンツが追加されるDLC。地域の治安を維持するために編成された傭兵団に参加して、多人数での戦いを中心としたクエスト5本に挑む。

傭兵団とともに地域をパトロールし、敵兵や盗賊と激しい集団戦を繰り広げる

ついに出そろった最後のDLC「ある女の運命」

 上記4本のDLCに加え、海外でリリース済みのDLC最後の1本となる「ある女の運命」がついに発売された。本DLCは、ヘンリーの人生で関わり合いを持った2人の女性に関するそれぞれの物語を追加するコンテンツだ。本編を途中まで進めるとクエストに挑戦可能になり、受注することで「キングダムカム・デリバランス」の時代に生きた女性の人生を描くサイドストーリーが展開する。


●テレーザ編
 2人の主役のうちの1人、テレーザは、主人公ヘンリーと同じスカリッツ村出身の女性。テレーザ編は彼女を主人公とした物語が描かれる。本クエストの攻略中は本編主人公のヘンリーはお休み。操作キャラがテレーザに交代して、彼女の視点から、ヘンリーの物語と並行して起きていたもう1つのストーリーが進行する。いわば、テレーザという女性を主人公とするもう1つの「キングダムカム・デリバランス」を味わうことになる。

ヘンリーと同郷の村娘テレーザの視点から、スカリッツ襲撃以降の日々が描かれる、もう1つの「キングダムカム・デリバランス」


●ヨハンカ編
 もう1人の主役は、やはりスカリッツ虐殺を生き延びた女性ヨハンカ。ササウの修道院に落ち延びていた彼女が見た夢を発端として起きる、不思議な出来事を追うクエストが展開する。テレーザ編と違い、こちらは主人公はヘンリーのまま、ヨハンカと会って、彼女が直面する一連の出来事に手を貸す形で進展していく。

同郷の修道女ヨハンカを軸として進行する、リアル路線の「キングダムカム・デリバランス」にしては珍しい少し神秘的なストーリー

 2本のストーリーが追加されるこの贅沢なDLCが日本語化されたことで、ようやく「キングダムカム・デリバランス」の壮大な物語すべてを、ひと通り日本語で楽しめるようになった。本編だけでも何十時間と楽しめるタイトルだが、さらにボリュームアップして楽しめる追加コンテンツの導入も、この機会に検討してみてはどうだろうか。

(提供:DMM GAMES)

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