Amazonは7月15日、純正スマートプラグ「Amazon Smart Plug」の販売を開始した。価格は1980円。Amazon.co.jpのほか、ヤマダ電機、エディオン、ケーズデンキ、ロフトの各店でも販売する。
Alexa対応機器と連携できる。Amazon Smart Plugにライト・扇風機・空調機器などを接続し、Echoシリーズなどスマートスピーカーに話しかけると、音声で家電製品のオン・オフが可能となる。設定にはスマホ向けの「Alexa」アプリを使う。また、Alexaの定型アクションを登録することで、時間指定や開始フレーズを指定できる。
例えば、スマートスピーカーでアラームを発した5分後にライトをつけたり、「アレクサ、暑いね」といったフレーズに合わせて、扇風機を動かしたりできる。
なお、接続できる機器は、物理的な電源スイッチを持つ機器で、電子制御スイッチを持つ機器の動作は保証していない。また、法令上、コーヒーメーカー、電気ポット、保温機能を持つ一部家電などの接続はできない。
Amazon Smart Plugを使ってみた
一足早く実機を使う機会が得られたので、どんなイメージで使うものかを紹介していこう。基本的には、ほかのAlexa対応Amazonデバイスと同様、Alexaアプリから設定することになるが、非常にシンプルで簡単に使い始められる。
何ができるかは下の動画を見てほしい。
すでにEchoシリーズなどを使っている人は、AlexaアプリからAmazon Smart Plugを追加する。QRコードを活用することで、Wi-Fi設定のためにSSIDやパスワードを入れなくていいのは非常にラクだ。
Amazon Smart Plugを無事Wi-Fiに接続できたら、プラグの置き場所(グループ)の設定をしておこう。どのAmazon Smart Plugの電源をオンオフするかは、個別に指定することができるが、グループ化しておくと、例えば、「和室にあるすべてのプラグ」の電源をオンにするといった操作がしやすくなる。
さらに便利に使いたい人は、定型アクションを設定するといい。例えば、寝る前に扇風機を使う際、1時間たったら自動的に電源をオフにするいった操作を決めておくことができる。また、「○○」といったら、このアクションを実行……といった具合に、好きな呼び方にできるので、スマートスピーカーに話しかける際には便利。例えば、「アレクサ、寝る前にせんぷうきつけて」とか自然なワードの登録もできる。
Amazon Smart Plugは、離れた場所から電源をオンオフできるだけのシンプルな製品なのだが、定型アクションとスマートスピーカーとの連携によって、なかなか豊富な応用ができる製品だ。これまでも、IFFFTなどを利用することで、同種の機能は利用できたが、Alexa対応ということで、各種設定が非常に分かりやすいという点もメリットだ。