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エデュケーション@プログラミング+ 第27回

プログラミング教育必修化の成果をぶつけよう!

第5回「全国小中学生プログラミング大会」応募開始。締切は11月3日!!

2020年07月03日 09時00分更新

文● ASCII

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 緊急事態宣言の解除後、まだまだ予断を許さない状況ですが、学校での授業も少しづつ正常化しつつあります。
 
 今年度から、小中学校においてプログラミング教育が必修化されました。教育現場の実情としては、まずは遅れているカリキュラムを取り戻すことが最優先で、プログラミング教育になかなか手が回っていないという状況です。

 それでも、ついに開始したプログラミング教育の進展への貢献を目的として、全国小中学生プログラミング大会実行委員会は今年度も、第5回となる全国小中学生プログラミング大会を実施しています。そして、作品の募集を7月1日より開始いたしました。

前回応募数は全国から351点、国内最大規模のプログラミングコンテスト

 本大会はプログラミングを「表現する力を身につけるために学ぶもの」と考え、子どもたちがプログラミングで自分の考えを表現し、楽しく競える場を作りたいという思いから、2016年に第1回がスタート。2019年の第4回では、全国各地の小中学生から351点の作品が寄せられ、国内でも最大規模のプログラミングコンテストとなりました。

第4回グランプリとなった小長井 聡介さん(当時小2)の作品は、渋谷のスクランブル交差点をシミュレートする『現実シリーズ2 渋谷スクランブル交差点信号機』。河口洋一郎審査員長は「現地調査など応募に対する丁寧な姿勢に、審査員一同、非常に多くの共感を覚えました」とコメント

 第1回から第3回までは、募集に際してテーマを設けていましたが、昨年の第4回からは、より自由な発想で創作できるように、テーマを設定していません。自作のオリジナル作品で、PC・スマートフォン・タブレットで動作するプログラムやアプリ・ゲーム・ムービーなどのソフトウェア、ロボット・電子工作などのハードウェアであれば、使用言語や作品形式は問いません。なお、審査は「発想力」「表現力」「技術力」を基準に行われます。

 応募期間は2020年7月1日(水)から11月3日(火)まで。2021年2月28日(日)に東京・千代田区で、最終審査会と表彰式を行う予定となっています。

(注)新型コロナウイルス感染症拡大の状況によっては、開催方法等を変更する可能性があります。予めご了承ください。
 

最終審査会当日の様子。審査員が最終審査に残った10組のひとりひとりから、作品の説明を聞く

第5回全国小中学生プログラミング大会 概要

■主催:全国小中学生プログラミング大会実行委員会(株式会社角川アスキー総合研究所、NPO法人CANVAS)
■共催:株式会社朝日新聞社
■後援:文部科学省 総務省 経済産業省(いずれも予定) 一般社団法人超教育協会
■協賛:株式会社日本HP ユニティテクノロジーズジャパン合同会社 他
■実行委員:遠藤 諭(株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員)
      石戸奈々子(NPO法人CANVAS 理事長)
      清水 亮(東京大学 先端科学技術研究センター客員研究員)
■審査員長:河口洋一郎(東京大学名誉教授、アーティスト)
■審査員:金本 茂(株式会社スイッチサイエンス 代表取締役)
     林 千晶(ロフトワーク 代表取締役)
     増井雄一郎(Product FounderEngineer)
     松林弘治(エンジニア/著述家)
■大会サイト:http://jjpc.jp/
■参考リンク:U-22 プログラミング・コンテスト(http://www.u22procon.com/)
■募集内容:PC・スマートフォン・タブレットで動作するプログラムや、アプリ・ゲーム・ムービーなどのソフトウェア、ロボット・電子工作などのハードウェア。いずれも使用言語や作品の形式は問いません。ただし、すべてオリジナルでプログラミングしたもの、または自身による改良に限る。
■審査基準:「発想力」「表現力」「技術力」
■応募資格:日本国在住の、6歳以上15歳以下(2020年4月1日時点)の小学生・中学生。グループで応募する場合は3人以下。応募は1人(または1グループ)何作品でも可能。
■応募費:無料(応募までにかかる費用は自己負担)
■表彰: 賞状および副賞
■応募開始:2020年7月1日(水)
■応募締切:2020年11月3日(火)
■応募詳細:大会サイト(http://jjpc.jp/)を参照。

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