このページの本文へ

キーボードにインターフェースも刷新しています!!

Razer Blade 15 実機レビュー = 新Core i-HとRTX SUPERで最爆速だった

2020年06月26日 13時00分更新

文● 写真:みやのプロ(@E_Minazou)+ 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 Razerは17日、2020年夏の新製品11モデルを発表した。新CPU搭載モデルは6月26日より発売となる。


角で手が切れそうなくらいのソリッドデザインはもちろん健在です

☆Razer Blade Stealth 13 
 CPUが第10世代コア(IceLake)のi7-1065G7、GPUはGeForce GTX1650TiのMax-Qで、メモリ16GB+SSD512GBを搭載。ディスプレイは120Hz駆動のフルHDと4Kタッチディスプレイの2モデルがある。

☆Razer Blade 15 ベースモデル(第9世代)
 第9世代のi7-9750HにGeForce GTX1660Ti、メモリ16GB+SSD256GBで2.5インチドライブ用空きスロットを持つ(7mm厚)。144Hz フルHDディスプレイを採用。

☆Razer Blade 15 ベースモデル
 こちらは第10世代のi7-10750HにGPUはGTX1660Ti / RTX2060 / RTX2070で、メモリ16GB+SSD256GB/512GBで、かつ、M.2空きスロットを持ち、有線LANも内蔵。ディスプレイは144HzフルHDと4KOLEDのノンタッチで4モデル。

☆Razer Blade 15 アドバンスドモデル
 第10世代i7-10875HにGeForce RTX2070 / 2080 SUPERをMax-Qで搭載。メモリ16GB+SSD512GB/1TBでディスプレイは300Hz駆動のフルHDと、4KOLEDタッチで3モデル。

☆Razer Blade 15 STUDIOモデル
 i7-10875Hにメモリ32GB、SSD1TBでGPUはQuadroRTX5000を搭載。4KOLEDタッチディスプレイを搭載。

今回レビューしたのはBlade 15 アドバンスドモデルの4KOLEDです

最新最強コンビ
Core i-H & RTX Superの凄さとは!?

天板のRazerサインは緑発光です

 スリム&ソリッドデザインのゲーミングノートというRazer Bladeの血統を受け継ぐ中心モデルは「Blade 15 アドバンスドモデル」である。

 CPUとGPUは、4月2日に発表となった、インテルの第10世代コアi-Hと、NVIDIAのモバイル版GeForce RTX SUPER + Max-Qという、最新最強コンビを搭載している。

 発表となったコアiの新しいHシリーズは、ターボブースト時のクロックを上げて、i7も8コアへステップアップしてきた。最上位i9-10980HKはシングルコアの最高クロックが5.3GHzで8コア/16スレッド、i7-10875Hは5.1GHzの8コア/16スレッドとなった。

 i7の10850Hと10750Hが6コア/12スレッド、i5は10400Hと10300Hで4コア/8スレッドで、TDPはいずれも45Wである。

 NVIDIAが発表したモバイル用RTXは2070と2080の「SUPER」が登場。2080と同SUPERを比べると、CUDAコア数は2944から3072へと128個増えているが、ブーストクロックは1590MHzから1560MHzへとダウンした。

 2070もCUDAコアが2304個から2560個へ増え、ブーストクロックが1440MHzから1380MHzへと若干ダウン。2070/2080ともにSUPERの消費電力は最高115Wと150+Wと、変わらないので、インテルとは逆にコア数を増やしてクロックは据え置き(若干ダウン)という作戦である。

 今回のノート版SUPERの目玉はもうひとつあって、省エネ化のMax-Qデザインの進化があり、「New MAX=Q Technology」という名称になった。

 中でも「Dynamic Boost」という機能は、CPUとGPUの消費電力を調整して、総消費電力を抑えながら、最高のパフォーマンスを実現する。また、CPUの内蔵GPUとGeForceを使い分けるOptimusも改良されて、「Advanced Optimus」という名前になり、G-SYNCや高リフレッシュレートが可能となっている。つまり、RTXとCore i-Hは、2つそろってこそ実力を発揮する「コンビ」なのだ。

 Blade 15 アドバンスドモデルは、この2つの最新最強コンビを搭載しているのである。

今回試用した4KOLEDは高彩度でもって最高輝度ではまぶしすぎな明るさです

キーボードはカーソルキー配列変更
インターフェースも最新仕様になり
SDカードスロットを内蔵!!!!

 ちょっとおさらいすると、Razer Bladeは2018年5月に従来の14型Bladeをフルモデルチェンジし、15型狭額縁のソリッドデザインとなった。同年10月には、アドバンスドモデルとベースモデルに分化。アドバンスドはトンガッタ上位モデルで、ベースはちょっと厚みが増して(約3ミリ)、ハードディスクを搭載可能とし、有線LAN端子も搭載するが、GPUは下位でACアダプターも小型というスペックだった。

 2019年3月には新たに発表されたGeForce RTXを搭載、8月にはCPUが第9世代のi7-9750Hとなり、Blade Pro 17もソリッドデザインになった。2020年に入り、光学スイッチキーボードモデルを発売したが、今回の2020夏モデルにはないのが、ちょっと残念で、復活を望みたい。

 さて、今回のモデルチェンジでは、CPUとGPUのバージョインアップだけでなく、ボディデザインも変更がある。

 まず、キーボードの配列が変わった。右下のカーソルキーが凸配置ではなくなり、「↑」と「↓」が小型キーとなり、2つで1キーのサイズになってしまった。それに伴って、右SHIFTキーが大きくなっている。

 最下段も右端にあった「fn」がなくなり、カーソルキー全体が右端に移動。そのかわり、「←」の左側に「alt」が増えている。凸型カーソルキー好きのおじさんとしては、ちょっと不安だったが、1日使うと慣れてしまいましたよ。

左が昨年モデル、右が新2020モデルの配列

2020モデルのキーボード全体。日本語配列ですが、もちろんカナの刻印はありません

2019モデルの配列のほうがおじさんは好きです。さらにいうとUS配列も日本で買いたいです。

もちろんバックライトは1キー単位で色指定可能です。メイン文字だけ光るのがいいんですよね。。

 インターフェイスでは、ミニディスプレーポートがなくなり、タイプCが1つ増えた。結果、HDMIに、USB3.2Gen2のタイプA×3、Thunderbolt3のタイプC×1にUSB3.2Gen2のタイプC×1で、PD3.0で最高20Vでの充電が可能となっている。

 さらに、なんと、SDカードリーダー(UHS-III)が新たに搭載された。取材記者のみなさんや、カメラ好きのおじさんとしては、これはとてもめでたいです。昨年復活したBlade Pro 17が内蔵していたので、迷ってたんですよね。ありがとうRazerさんです。

2020モデルの右側面(写真上)にはSDカードスロットが登場!! 右にはHDMI+A+C、左はA+A+Cと、両側にAとCがそろっているノートPCはとてもユーザーフレンドリーだとおもいます

2019モデルにはミニディスプレイポートがありましたが、SDカードリーダーはありません。。

 バッテリー容量は80Whと変わらず、ボディサイズも横幅355ミリ、奥行き235ミリ、厚み17.8ミリは前のアドバンストモデルと同じである。重量は前モデルが2070~2300グラムだったが、今回の公表値は2100~2210グラムと、増えてはいない。

i7-10875H = 8コアの威力と
ベイパーチャンバーで
3DMarkはi9を超える

2つのファンとCPU、GPUをつなぐのは、ヒートパイプではなくベイパーチャンバー(黒い板状の中)です

 ベンチマークテストは、Razer Synapseのパフォーマンス設定をカスタムのCPU/GPUともにMAXに設定して実施した。レビュー機はi7-10875HにGeForce RTX2080 SUPERをMax-Qで搭載、メインメモリ16GB、4KOLEDである。

 結果はCinebench R15が1461、3DMarkのTimeSpyが7883、FireStrikeが18517、PortRoyalが4924と出た。

 Blade 15の昨年モデル、i7-9750HにRTX2080(MAX-Q)では、Cinebenchが1205、3DMarkが7311、17286、4488だったので、CPUパフォーマンスは21%速くなっており、3DMarkは7~10%高くなっている。もちろん、今回の数値はi7史上(自分的に)最高スコアである。

 さらに他社ではあるが、i9-10980HKにRTX2080 SUPER(MAX-Q)のスリムノートPCでは、CPUはさすがに1782と高かったが、3DMarkでは7874、18332、4721と、Blade 15のほうが1~4%速いという結果が出た。つまり、新Blade 15は、現在のところ、おじさんのベンチマークデータ上、15型では3DMark最速ノートPCなのである。ベイパーチャンバーの威力でRTXを全開しているのだ。

 CrystalDiskMar5でSSDの速度はマルチシーケンシャルリードが3172、ライトが2122で、昨年モデルとほぼ同等で、PCIe3.0×4としてきちんと速度が出ている。

Razer Synapseで、CPU,GPU全開を指定しました

 バッテリーの持ちは、「最も高いパフォーマンス」と最高輝度で2時間32分稼働した。2019年モデルの4KOLEDより5分長くなっているがほぼ変わらない。2019年の液晶では4時間31分稼働しているから、主に4KOLEDの電力消費によるものだ。

 ACアダプターは19.5V11.8Aの230W出力の大型で、充電時間は同条件で50%までが35分、70%までが50分、90%までが68分と十分高速である。

メモリスロットは2つあり、最高64GB構成が可能だ

M.2のほうは1スロットのみで、差し替えで最高4TBまで増大可能

さすが元祖の回転力!
最高速の15型ゲーミングPCである

 このところ、各社から、Razer Blade 15に追いつき追い越さんという、スリムボディのゲーミングノートPCが発売されていますが、ソリッドデザインと、ベイパーチャンバーを使った冷却技術による高速駆動能力でBlade15の存在感は高いのである。

 とはいえ、15型ノートを見回すと、クリエイター向けとして、さらに多くのメーカーが参入しており、さらなる狭額縁化による床面積の縮小、ディスプレイの縦長化(16対10)、そして、一時期発売していた光学キーボード、もちろん軽量化など、実現してほしいことはまだまだある。

 ということで、直近のBlade 15のライバルは、もうすぐ日本でも発売となるはずのBlade Pro 17となりますね。楽しみです!!

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン