エアーベッドは専用の収納袋に入って約33×34×22cmときわめてコンパクト。重さも大きめのスイカ1個くらいなので女性でも簡単に家の中ならどこにでも持ち歩ける。使わないときには筆者宅では、折り畳んで筆者の寝室兼Zoom会議部屋のクローゼットに収納している。
エアーベッドの特長はなんといっても、子供用のビニールの浮き輪のように口で吹いて空気を入れる肺活量の体力勝負のような仕組みではなく、もちろんガスボンベを使うような大袈裟なモノでもない。
今回購入したエアーベッドは、まったく"ちから不要"で、強力な"内蔵型電動ポンプ"が、小さなファンを回して、強制的に空気を送り込んで膨らませたり、空気を吸いだしてベッドを小さくしたりする両方が簡単にできる商品だ。
クローゼットから引っ張り出してきたエアーベッドを、使える状態にするのはきわめて簡単だ。まずクルクルと巻いて折り畳んだ状態のエアーベッドを床に置いてまたクルクルと回しながら広げる。そして今度は左右に広げる。平面的に見た感覚は安いレジャー用のゴムボートと同じような感じだ。
エアーベッドができ上がったときの短辺の側面に当たる場所に、内蔵エアーポンプと操作スイッチが配置されている。スイッチはきわめてシンプルで、時計の12時位置に「空気注入」、6時位置に「空気排出」、そして9時位置に「切」の3点だけだ。
エアーベッドに空気を注入するには、エアーポンプのすぐ横にある扉を開いて内蔵されているACコードを引き出し、最寄りのコンセントに挿す。続いて先ほどのエアーポンプのダイアルを回して「空気注入」に合わせると、けっこう豪快な音を発しながら外気を吸い込みエアーベッドの中に送り込む。
音の感覚としては布団乾燥機や、布団用圧縮袋で使う掃除機の音とよく似た音程度だ。ここ一月程で何度かこのエアーベッドを組み上げたりしたので、エアーポンプがどこかで回転して、空気を送り込む音を聴きつけると、我が家のワンコのボビーがどこに居てもやってきて膨らみつつあるエアーベッドに上がってしまうのが彼の遊び癖になってしまった。
12kg近い小型犬が膨張中のベッドの上に寝ころびながらエアーポンプで外気を吸い込み、エアーベッドを膨らませることが、エアーポンプの負荷をどのくらい増やしているのか、素人の筆者にはまったく見当もつかないが、絶対にやってくるワンコを止めようがないので、今のところは放置している。
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