オラクル、Clinical One Data Collection Cloud Serviceを発表
日本オラクル株式会社
臨床試験におけるデータ収集の概念を刷新するEDCを超える新機能
eClinical テクノロジーの先駆者であるOracle Health Sciencesは、Clinical One Data Collection Cloud Serviceを発表しました。Oracle Clinical One Data Collectionは、どのようなデータソースのデータも単一の統合されたプラットフォームに取り込む機能によって、テクノロジーがどれだけ臨床試験の効率を改善し画期的治療法の実現を加速できるかを再定義します。 *本文は以下のURLでもご覧いただけます。 https://www.oracle.com/jp/corporate/pressrelease/jp20200619.html
News Release
(本資料は米国2020年6月18日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)
オラクル、Clinical One Data Collection Cloud Serviceを発表
臨床試験におけるデータ収集の概念を刷新するEDCを超える新機能
2020年6月19日
より電子化が進行しデータソースの分散化が進む今日の臨床試験において、電子的データ収集システム (EDC) は、もはや十分とは言えません。臨床試験の患者データは、従来のEDCシステムでは電子的なフォームで収集していましたが、現在ではウェアラブル端末など無数の新しいデータソースから急速にそして大量に生成されています。この課題に対応するために、eClinical テクノロジーの先駆者であるOracle Health Sciencesは、Clinical One Data Collection Cloud Service(https://www.oracle.com/industries/life-sciences/data-collection/)を発表しました。Oracle Clinical One Data Collectionは、どのようなデータソースのデータも単一の統合されたプラットフォームに取り込む機能によって、テクノロジーがどれだけ臨床試験の効率を改善し画期的治療法の実現を加速できるかを再定義します。
主に女性のための医薬品の臨床試験を手掛ける米ヘルス・デシジョンズ(Health Decisions)のデータ管理責任者であるマイケル・テイラー・スコット(Michele Taylor-Scott)氏は、次のように述べています。「Oracle Clinical One Data Collectionプラットフォームは臨床試験をめぐる状況を一変させるゲームチェンジャーです。当社はOracle Clinical One Data Collectionを単独で無作為化と治験薬の供給管理に利用しており、今回、患者のデータ収集もできるようになることに心を躍らせています。Oracle Clinical One Data Collectionはとても使いやすく、われわれにとって、臨床試験において非常に大切なデータベース構築のスケジュールだけでなく、データベース固定のスケジュールも短縮できるようになると感じています。Oracle Clinical One Data Collectionであれば、数カ月ではなく僅か数週間で試験を完全にセットアップし、試験途中での変更、あるいは本番環境への変更についても、非常に時間のかかる移行プロセスを短縮しリアルタイムでできるようになると確信しています。」
現在のeClinicalのテクノロジーは、加速する科学と臨床開発のペースについていっておらず、治験費用を跳ね上がらせる原因ともなっています。ガートナーの2020年インダストリービジョンリポートは、「現在の治験コストの上昇率が今後も持続することは不可能で、リーダーは既存のモデルに挑み、新たな方法を根付かせなくてはならない。1」と指摘します。
Oracle Clinical One Data Collectionは、電子的なフォームのほかウェアラブル、患者アプリ、電子カルテ (EHR) や臨床検査など、様々なデータソースからデータを収集し、それらを単一の場所に集約します。この拡張されたデータは、治験実施医療機関や開発チームに対して、患者の使用経験、そして最終的にはその治療法の安全性や有効性の全体像を明らかにし、より良い決定が行えるようにします。そしてOracle Clinical One Data Collectionは統合されたプラットフォームであるため、治験実施医療機関は一つのシステムの中で、無作為化、治験薬の払い出し、および患者データの収集を行うことができます。
テイラー・スコット氏はこう付け加えました。「Oracle Clinical One Data Collection の利用は、当社が女性の健康のための新薬を市場に投入していく上で、現在そして将来の臨床試験におけるデータ収集と無作為化のプロセスにプラスの影響を与えるでしょう。」
Oracle Clinical One Data Collectionは簡単に設定できるため、最もシンプルなフェーズI試験や市販後調査、さらには最も複雑な後フェーズIII試験まであらゆる種類の、またすべての治療領域にわたる臨床試験のニーズを満たします。例えば、Oracle Clinical One Data Collection は既に、業界全体にわたって新型コロナウイルス感染症の治療薬、ワクチンを対象とした試験を含む数多くの臨床試験で利用されています。
オラクル Oracle Health Sciences担当シニア・バイスプレジデント兼ゼネラル・マネージャーのスティーブ・ローゼンバーグ(Steve Rosenberg)は、次のように述べています。「業界はよりシンプルで使いやすく低コストなだけでなく、高まるdecentralized trialsのニーズにも対応可能な新たな手法を支援するテクノロジーを求めています。このニーズを満たすために、オラクルは業界の一員として、別の形で考え行動しなくてはなりません。掲げる目標は、今日のニーズだけでなく明日の要件もサポートする統合されたプラットフォームを業界に提供することによりこの約束を果たすことです。Oracle Clinical One Data Collectionはイベントベースのデータ収集を支援し、ワークフローを簡素化し、顧客に対し治療薬を市場により早く投入するための俊敏性とコスト削減をもたらします。」
Oracle Health SciencesのClinical One Data Collectionに関する詳細と機能については、2020年6月23日、米東部標準時午前11時のオンラインセミナーにご参加ください。こちらで登録してください:こちらで登録してください。
オラクルはまた最近、Clinical One Randomization and Supplies Management Cloud Serviceも発表しました。これは 臨床試験のセットアップに要する時間を約2カ月からほんの数日に短縮します。Oracle Clinical Oneについての詳しい情報は: https://www.oracle.com/industries/life-sciences/data-collection/
[1] ガートナー、インダストリービジョン:ライフサイエンス企業のCIOはデジタル臨床試験で臨床開発を一変させなくてはならない、2018年8月21日発表、2020年1月15日更新:https://www.gartner.com/en/documents/3887673/industry-vision-life-science-cios-must-transform-clinica
Oracle Health Sciencesについて
ライフサイエンス関連のクラウド・テクノロジーのリーダーとして、Oracle Health SciencesのClinical One とSafety One は、臨床開発とファーマコビジランスを手掛ける世界の大手ならびに新興企業の専門家らに信頼されています。20年以上の実績を有するOracle Health Sciencesは、進歩を加速するために臨床開発を支え、イノベーションを実現するとともに、患者の治療成績を改善するようライフサイエンス業界への貢献に注力しています。Oracle Health Sciences. For life.
オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
Tel: 03-6834-4837/ Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム:https://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html
* OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。