Photoshop新バージョンは写真上のフォントを検索できる「マッチフォント」機能も
Adobe CCアップデートを発表! Photoshop新バージョンは髪の境界線の認識強化など
2020年06月16日 22時01分更新
「Adobe XD」ではスクロールの画面を簡単に作れるように
Adobe XDでは、スクロール画面を簡単に再現できるようになります。従来はスクロール画面の遷移を再現するためにアートボードを複数用意してつなげる必要がありましたが、新バージョンでは「スクロールグループ」という機能を利用することで、オブジェクトを選択し、設定のボタンの「水平方向のスクロール」などをクリックするだけで完了します。
また、「レイアウトのスタック」機能により配置したオブジェクトの並び替えもドラッグアンドドロップで、自動的に入れ替わるようになりました。AとBを入れ替えるさいに、従来はAとBそれぞれを移動させる必要がありましたが、レイアウトのスタックによりAだけを移動させると、Bが自動でAのあった位置へと移るイメージです。なお、同機能は複数のオブジェクトがまとまったセクションに対しても適応できます。
さらに、開発者への橋渡しを改善するデザイントークン機能も追加。アセットパネルにある、カラー、文字スタイルなどに変数を適用できるようになり、カラーの一括変更などによる影響が出にくくなります。CSSに出力した際に、カラーの情報などがハードコードした値ではなく、変数で参照されます。
ちなみに、6月10日から「Adobe XD検定」も正式リリース。同サービスは5月19日からベータ版が公開されており、フィードバックを元に改善を重ねたとのこと。これは、更新頻度の高いXDに対し、理解度のマッピングをできるようにした自己診断サービスであり、初級・中級などレベルに合わせて各15問ずつの問題が用意されています。さらに「Adobe XD Trail」というコンテンツサイトも6月10日からオープン。検定内容と連携し、学習キットのダウンロードなどができます。
新アプリ「Photoshop Camera」もリリース
既報でも紹介した通り、新アプリの「Photoshop Camera」もリリースされました。同アプリでは、「レンズ」というフィルターを選択することで、画像に対して自動で合成ができます。例えば風景写真に対して、空だけを星空にするような編集が可能です。