最新PCゲームチェッカー 第44回
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新作FPS「VALORANT」はオーソドックスなシューターと固有スキルを融合したチーム対戦が楽しすぎる
2020年06月05日 16時00分更新
オーソドックスなシューターと固有スキルを融合させたゲーム性
本作の登場キャラクター「エージェント」の存在も、面白さを倍増させる要因といえる。まず、各キャラクターは4種類のクラスで構成されている。素早く接敵してキルを重ねる「デュエリスト」、味方をサポートする「イニシエーター」、エリアの封鎖や防衛に特化した「センチネル」、戦略のエキスパート「コントローラー」といった具合だ。各クラスの特性を最大限発揮でき、戦況に影響をもたらすようなチーム構成が理想的といえよう。
また、エージェントたちは、各クラスの特性に関連した固有スキルを装備している。攻撃から防衛、索敵、妨害など、戦略性に富んだスキルを駆使して戦う必要がある。3種類の通常スキルに加え、必殺技というべき「アルティメットスキル」も備えている。アルティメットスキルはかなり強力だが、キルなどで溜まるリソースを消費しないと使えない。タイミングに合わせて使えば形成逆転のチャンスを生み出せるだろう。スキルの効果と使いどころをしっかり把握することが肝心である。
メインの攻撃手段はなんといっても武器である。アンレートの場合、ラウンド1はハンドガンのみ装備しているが、ラウンドごとで獲得したお金でハンドガンやサブマシンガン、ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフルを購入できる。戦況に応じて武器やシールド、固有スキルをガンガン購入してもよし、お金を節約してもよしと使い方はさまざまだ。節約するか、積極的に購入するか。アンレートにおいて、買い物をするタイミング次第で戦局がかなり変わるかもしれない。武器の性能を知りたいのであれば、射撃場かスパイクラッシュをプレイしてみよう。
動いている状態よりも、静止した状態の方が弾を当てやすい点も特徴的だ。既存のFPSタイトルに例えると「カウンターストライク」に近い。オーソドックスなプレイスタイルを採用しているため、こういうタイプのFPSをプレイしていない人は慣れるのに苦戦するだろう。不慣れなせいか、敵に弾を当てることができず、逆に何度もやられてしまったものだ。そういうわけで、試合をプレイする前にエイム練習、BOT撃ちをすることをおススメしたい。
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