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オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第228回

40年前のものを発掘!? カリフォルニア要素が詰まったCHPのレプリカバッジ

2020年05月24日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506) 編集● ASCII

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CHPのレプリカバッジが出てきました

 この連載ではもう何度か書いていますが、中学生のころ、当時放映していたカリフォルニア・ハイウェイ・パトロール(CHP)を舞台にしたアメリカのドラマ『白バイ野郎ジョン&パンチ』が大好きだったんですよね。

 最近、そのときに買ったシャツが出てきたのをきっかけにCHP熱が再燃し、装備品であるダミーのテーザーガンを買ったりパトカーを買ったりしています。

 そんな中、実家の棚を整理していたら奥からレプリカのバッジが発掘されました。ずっと見かけていなくてもう捨てちゃったかと思っていたんですが、ちゃんとしまってあったみたいです。

中学生のころに貯金をはたいて買ったCHPのレプリカバッジ。制服の胸に取り付けるバッジです

 価格は全然覚えていないんですが、40年前の中学生がなんとか買えたぐらいなので、2万円はしなかったんじゃないかと思います。とはいえ当時の自分にとってはかなり高額な部類の品物だったことは間違いありません。

めちゃくちゃ古いIDナンバーでした

 CHPのバッジには「OFFICER(巡査)」や「SERGEANT(巡査部長)」「CAPTAIN(警部)」などのランク(階級)名と、IDナンバーが入れられています。

 出てきたレプリカバッジのランクは「TRAFFIC OFFICER」で、IDナンバーは「1273」でした。販売していたお店にほかのランクやナンバーの物もあったのかはまったく覚えていません。もしかしたらこれ1種類しかなかったのかも。

見つけたバッジのランクはTRAFFIC OFFICER。IDナンバーは1273でした

 TRAFFIC OFFICERは、交通官とか交通巡査というところでしょうか。CHPのランク表にはTRAFFIC OFFICERというのがなかったので調べてみたところ、近年まで使われていた呼称で、いまではOFFICERになっているようです。

 IDナンバーはCHPに所属した順に割り当てられるそうなので、1273だとかなり昔の人ということですね。なんでバッジメーカーがこの番号を選んだのはわかりませんが、実際にこのナンバーだった方がいらしたとしたら、とっくに引退されていることでしょう。

7つの星の先端には意味があります

 アメリカの警察バッジはバラエティーに富んだデザインをしていて、外枠の形も一種類ではなく、盾型、円形、楕円形、星型などがあります。CHPのバッジは典型的な星型で、"7 points star""seven-ponted star"などと呼ばれるもの。7つの先端がある星ってところですかね。

7つの先端をもつ星型をしていて、この7つにはそれぞれ意味があります

 この尖った三角にはそれぞれ意味が込められていて、右上の時計でいう1時のあたりにある三角はIntegrity(誠実)。そこから時計回りに以下のようになっています。

Integrityー誠実(1時)
Judgementー判断(3時)
Loyaltyー忠誠心(5時)
Courtesyー礼儀(6時)
Honorー名誉(7時)
Knowledgeー知識(9時)
Characterー品性(11時)

 ワタシにはちょっと縁遠いビシッとするような言葉が並んでいて、きっとこのバッジを誇りをもって身につけているんだろうなと想像させられます。

三角のところにある植物の模様はオークの葉。カリフォルニアにはオークが多いからかな?

 三角部分のモヤモヤっとした模様はオークの葉。ホームセンターで売られているオーク材がそれで、日本のナラに似たブナ科コナラ属の木です。はっきりとした理由は探せなかったんですが、高木から低木までさまざまな種類のオーク種が自生しているそうなので、取り入れたのかもしれません。

真ん中はカリフォルニアのマークです

 真ん中の円形部分はカリフォルニア州の州章で、州法399-405で規定されている「The Great Seal of the State of California」と呼ばれるマークです。

中央に大きくあるのはカリフォルニア州の州章マークです

 山々に囲まれた港(または川)を背景に大きく描かれているのは、ローマ神話の知恵を司る女神ミネルヴァ。その手前にはカリフォルニアワインのブドウとそれを食べるハイイログマ(グリズリー)が配置され、ゴールドラッシュを表わす鉱夫、農業を表わす小麦の束、経済力を表わす帆船など、カリフォルニアを象徴するものであふれています。

 上の方にずらっと31個の星が並び、1850年にカリフォルニアがアメリカ合衆国31番目の州になったことを表わしているんですが、このバッジでは34個ありました。適当に並べたとも思えないので、本物と区別するためかもしれません。

 中央上部にはカリフォルニアのモットーである「EUREKA」という文字があります。が、ここはなんと「SAMPLE」となっていました。今の今まで気づいていませんでしたが、これもレプリカであることがわかりやすくするためなのかな。

 このEUREKAはエウレカ、エウレーカ、ユリイカ、ユリーカ、ユーレカなど日本語表記の揺れが大きい言葉で、意味は「私は見つけた」。古代ギリシャで、アルキメデスが風呂に入った時に水位の上昇分=水中の体積ということに気づいて叫んだっていわれてるやつです。アメリカの州になったことや金の発見にちなんでいるようです。

バッジの裏にはCHP認証済みの文字が

 裏側にはメーカー名とAPPROVED C.H.P. BADGEの文字が入っていました。CHP承認済みということですね。EUREKAがSAMPLEとなっていたのは、もしかしたら当時はどこかにサンプルの文字を入れないと許可がおりなかったのかもしれません。

新しいのを買うことに

 というわけで、せっかく発見したバッジですが、今シャツに取り付けるにはナンバーが古すぎるし、ちょっと前だとしても、もっと上のランクになっているはず。TRAFFIC OFFICEというランクももうありません。

 聞くところによると最近はもっと本物に近くて、ランクやIDナンバーもセミオーダーで選べるのだとか。そんなのを知ってしまったら買わずにはいられません。ササッとオーダーしてみたので、次回は届いた新バッジをご紹介したいと思います。

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