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クラウド管理ツール「Helios」のアラートも即時確認できる「Cohesity Helios Mobile App」

Cohesity、ストレージ稼働状況を手元で確認できるモバイルアプリ

2020年05月15日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 セカンダリストレージ製品/データ管理ソリューションを提供するCohesity Japan(コヒシティ)は2020年5月15日、ストレージクラスタの稼働状況やパフォーマンス、アラートの確認ができるIT管理者向けモバイルアプリ「Cohesity Helios Mobile App」の提供開始を発表した。このアプリを利用することで、IT管理者が外出先にいても迅速に問題を検出できるようになる。


 

 記者説明会では同社システムエンジニアの方 焕杰氏が、Helios Mobile Appとのほか、同社データ管理ソリューションのアーキテクチャや機能特徴などを紹介した。

Cohesity Japanシステムエンジニアの方 焕杰(ほう かんけ)氏

クラウド型一元管理ツールのダッシュボードをいつでも手元で確認できる

 Cohesityは、分散ストレージ技術を採用したセカンダリストレージ製品(アプライアンス)やデータ管理プラットフォーム「Cohesity DataPlatform」などを提供するベンダーだ。エンタープライズがグローバルに分散配置するCohesityストレージを一元管理する目的で、2018年8月からはSaaS型の管理ソリューション「Cohesity Helios」も提供している。

 今回発表されたCohesity Helios Mobile Appは、このHeliosが持つダッシュボード機能をモバイル向けに移植したものである。そこで方氏はまず、Heliosの機能概要から紹介した。

 Heliosは、グローバルに分散配置された同社ストレージからメトリクスデータ(稼働状態)を収集/分析するサービスだ。Cohesityストレージ製品に標準で同梱されており(より高度な機能が使える上位ライセンスもある)、「マルチクラスタ管理」「スマートアシスト」「機械学習エンジン」という3つの特徴を有している。

Cohesity Heliosのアーキテクチャ。なおこの図のとおり、Cohesity DataPlatformはオンプレミスのストレージだけでなくパブリッククラウドにも対応している

 たとえばスマートアシストと機械学習エンジンの能力を活用して、SLAに基づくジョブ/ワークロードの自動スケジューリングやオーケストレーションを行い、IT管理者の業務負荷を軽減する。また、ストレージの空き容量と使用量の増加ペースから将来の容量予測分析を行い、管理者に対して早期にノード増設のアラートを上げる機能も備える。加えて、ハードウェア障害が発生した場合などには、Cohesity側のサポートに自動通報して対応を迅速化する仕組みも備える。

 「インフラの健全性を維持するため、グローバルな収集データとベストプラクティスに基づいてHeliosが管理者に推奨オペレーションを提示する機能もある。たとえば管理者が新規作成したポリシーを検証し、『金融業界の顧客だがデータ暗号化がオンになっていない』といった問題を発見してアラートを上げることができる」

Heliosが提供する機能の例(容量予測分析、インフラストラクチャヘルスの最適化)

 今回登場したHelios Mobile Appは、このHeliosのダッシュボードおよび詳細監視画面をモバイルアプリ化したものとなる。これにより、IT管理者はどこにいても、グローバルなストレージクラスタ全体のヘルスチェック、パフォーマンス監視、アラート通知確認ができるようになる。Cohesityにサポートリクエストを送り、サポートケースが発生している場合は、その進捗状況もアプリで確認できる。

Helios Mobile Appの主要機能。ヘルスチェック、パフォーマンス管理、アラート通知確認

 このアプリの機能のひとつとして、方氏は「ランサムウェア攻撃の早期検出」を紹介した。

 Heliosでは、機械学習エンジンを使って平常時の「データの変更率」や「エントロピー(データのランダム性)」などのパターン(正常パターン)を把握する。たとえば「急に大量のデータが書き換えられた」といった異常が見られる場合には、ランサムウェア攻撃の可能性ありとして管理者にアラートを上げる。モバイルアプリを利用することで、このアラートにいち早く気づき、クリーンな状態のバックアップに戻すなどの対応が取れるようになるというわけだ。

 Cohesity Helios Mobile AppはiOS版、Android版ともすでに提供を開始している。

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