SBプレイヤーズは5月14日、eラーニング学習支援サービス「palstep(パルステップ)」を、東京都新宿区立のすべての小・中学校に提供すると発表した。
palstepは、学校や教室で学ぶことが難しい児童・生徒の学習機会を保障するというeラーニング学習支援サービス。SBプレイヤーズの社会貢献活動として、各地方自治体の教育委員会や学校などに無償で提供している。
教材に、学研の「やさしくまるごと」シリーズを利用しており、小学校全学年の国語・算数、および中学校全学年の国語・数学の全単元の学習教材・動画授業・確認問題を搭載する。また、長期にわたる家庭学習をサポートする機能として、コミュニケーションボットや、教師と児童・生徒をつなぐ遠隔コミュニケーション機能などを備える。
SBプレイヤーズは4月から、臨時休校中の学習支援を実施したいという新宿区教育委員会からの要望に応え、新宿区立の中学校3年生約900人を対象に、palstepの利用IDを提供している。
今回、緊急事態宣言の延長による臨時休校措置の延長にともない、新宿区教育委員会と再度協議し、同区立のすべての小学校、中学校に通う全児童・生徒約1万2000人を対象に、利用IDの提供を決定したとのこと。新宿区は準備が整い次第、順次利用を開始する予定とのこと。
新型コロナウイルスの感染拡大により臨時休校措置をとる小中学校はいまだ多く、学校が再開しても、分散登校により家庭学習の重要性が増すことが想定されるという。SBプレイヤーズは今後、palstepの無償提供を全国に拡大し、家庭学習の充実に取り組む地方自治体の一助となるよう取り組むとしている。