Windows Blogにおいて紹介、追跡防止やコレクション機能も
知っていると便利なMicrosoft Edgeの新機能、垂直タブやパスワード漏洩検知など
2020年04月13日 13時30分更新
日本マイクロソフトは4月9日、Windows Blogにおいて「新しいMicrosoft Edgeに移行すべき10の理由」と題する記事を公開。Microsoft Edgeのコレクション機能、垂直タブ、スマートコピーといった新機能を紹介している。
・コレクション
複数のウェブサイトから情報を収集し、整理して、WordやExcel形式でエクスポートする機能。「Collections」ボタンをクリックすると、ブラウザーの右側にウインドウが表示される。ここにウェブページ、テキスト、画像などをドラッグアンドドロップして、グループ化する。コレクションのコンテンツをコピーしてメールなどに貼り付け、他の人と共有することもできる。
・垂直タブ
タブを側面に並べて管理できる機能。各ページのタイトルが見やすくなるため、たくさんのタブを同時に開いたときに便利だという。本機能は、今後数か月以内に「Insider」チャネルで提供を開始する予定。
・スマートコピー
ウェブ上のコンテンツのリッチなフォーマットを保持したまま、選択、コピー、貼り付けできる機能。どの領域であっても、どんな種類のコンテンツでも選択可能としている。
貼り付けた後も、画像やリンクを含め、フォーマットがそのまま保持されるため、ウェブコンテンツをコピーしてドキュメントに貼り付ける場合などに役立つという。本機能は、4月中にInsiderチャンネルで提供する予定。
・追跡防止機能
ユーザーが直接アクセスしていないウェブサイトからの追跡を防止し、ユーザー自身が表示・非表示を管理できる機能。モバイルとデスクトップで「Basic (基本)」「Balanced (バランス)」「Strict (厳重)」のいずれかの設定を選択し、設定に応じて特定の種類のサードパーティ製トラッカーがブロックされる。本機能を使うと、オンラインで追跡している相手を簡単に突き止め、管理できるという。本機能は現在提供中。
・パスワードモニター
オンラインアカウントをハッカーから保護する機能。本機能を有効にすると、自動入力のために保存された資格情報がダークウェブ上で検出された場合に、ユーザーに通知が届く。
ユーザーに通知が届くのは、ダークウェブ上の情報が保存済みのユーザー名、パスワードのいずれかに一致した場合。通知を受け取ったユーザーは、設定のダッシュボードで漏えいしたすべての資格情報のリストを確認し、それぞれサイトに移動してパスワードを変更し、新しい資格情報が自動入力されるように設定できる。本機能は、数か月以内にInsiderチャンネルで提供する予定。
・InPrivateモード
閲覧セッションが終了したときに、閲覧履歴、Cookie、サイト データを自動的に削除する機能。検索した内容はユーザーやユーザーのアカウントに関連付けられることがない。Microsoft Edgeでは現在提供中で、BingのInPrivate検索機能も現在Insiderチャンネルで提供している。Stableチャンネルでも近日中に開始する予定。
・4K、ドルビー オーディオに対応
Windows 10でドルビーオーディオ、ドルビービジョンのコンテンツの視聴に対応。Netflixと提携し、対応する作品を4Kでストリーミング視聴できる。現在提供中。
・Bing の寄付機能、Give Mode
Microsoft Rewardsプログラムの一環として、Bingで検索するたびにリワードポイントが貯まる。リワード設定でGive Modeをオンにすると、貯まったリワードポイントを、選択したプロジェクトや活動に寄付できる。
100万以上の非営利団体の中から、支援したい団体を選択できる。その中には、CDC Foundationや、COVID-19対策をサポートしている組織も含まれる。Give Modeは現在提供中。
・Microsoft Edgeへの移行
お気に入り、パスワード、フォームへの入力情報、その他の基本設定を新しくインストールしたMicrosoft Edgeにスムーズに移行する機能。Windows(7/8/8.1)、Mac、iOS、Androidに対応する。