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ファーウェイ通信 第119回

AMD製高性能CPUや狭額縁ディスプレーなどを搭載し、税抜6万円台から購入可能!

ファーウェイの実用派15.6インチ薄型ノート「HUAWEI MateBook D 15」レビュー

2020年04月10日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

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AMD Ryzenプロセッサーや大容量バッテリーなどで
優れたパフォーマンスを実現!

 HUAWEI MateBook D 15のスペックについても、見ていこう。

HUAWEI MateBook D 15ではスペックの高さにも注目したい

 CPUは、AMD Ryzen 7 3700U(2.3GHz、最大4GHz)またはAMD Ryzen 5 3500U(2.1GHz、最大3.7GHz)が搭載される。前者にはAMD Radeon RX Vega 10 Graphics、後者にはAMD Radeon Vega 8 Graphicsが内蔵されており、画像/映像編集などでの処理性能が高い。シャークフィン付きのファンを採用し、効率的な放熱と静音性を実現している。

 また、メモリーは8GB、ストレージ(SSD)は512GBまたは256GBを搭載。メモリーはデュアルチャンネルのため、シングルチャンネルと比較して伝送速度が50%以上も増加している。OSはWindows 10 Home 64ビットだ。

 今回はASCII編集部として、独自にHUAWEI MateBook D 15の性能を測定すべく、借用したAMD Ryzen 5 3500U搭載モデルを用いて、いくつかのベンチマークアプリを実際に実行してみた。

 まずは、PCMARK 10(Standard)で、PCとしての総合的な性能をチェック。結果は3734というスコアになった。詳細を見ると、基本性能を示すEssentialsが7409、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが5548、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationは3438。GPUの性能により、クリエイティブアプリで強味を発揮しそうだ。

PCMARK 10(Standard)

 また、GPU性能を測る3DMark(Night Raid)を実行したところ、CPUスコアが5116、Graphicsスコアが10355、総合スコアは8976だった。

3DMark(Night Raid)

 次に、ストレージ性能を見るため、CrystalDiskMark 7.0.0 x64を実行。高速なPCIe接続のSSDならではの数値と言える。

CrystalDiskMark 7.0.0 x64

 最後に、比較的軽めのゲームでの性能を見るため、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトも実行してみた。グラフィック設定は標準品質、解像度は1920×1080での評価は「とても快適」、スコアは7454。また、グラフィック設定が最高品質、解像度は1920×1080での評価は「快適」、スコアは6309だった。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト(標準品質)

 バッテリーは42Whと大容量で、約8.2時間(JEITA2.0基準)の電池持ちを実現。フル充電時の駆動時間は、オフィスワークで約6.6時間、動画視聴(1080P)で約6.3時間、ウェブブラウジングで約4.5時間となっている。

 USB Type-Cで接続する標準付属の充電アダプターは約160gと軽量で、コンパクトなのが特徴。65Wでの充電に対応しており、約30分で約53%まで充電が可能だ。万が一、外出中にバッテリー切れしてしまったようなケースでも、わずかな時間で使えるようになる。

 キーボードの右上にある電源キーは指紋認証センサーを内蔵している。これは、ファーウェイのノートPCではおなじみの仕様だが、ボタンにワンタッチするだけで、PCの起動からWindowsのログインまでのすべてが完了するため非常に便利だ。

変則的なキーがない標準的な日本語キーボードがうれしい

右上の電源キーには指紋センサーが内蔵されている

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