タイプ音静かなキーボードも魅力、タッチパッドも広い
狭ベゼルでコンパクト化した15.6型で持ち運びも視野に、様々な作業がこなせるCore i7&GTX 1650搭載ノートPC「New XPS 15」
2020年04月04日 13時00分更新
ノートパソコンにおける13.3型は持ち運びがしやすく、出先においても設置しやすく、テキストやOfficeでの処理、カンタンな画像・動画編集中心に適している。それゆえ、モバイル重視の場合は鉄板だ。ただ性能が向上したといえ、CPUやGPU性能の割り切りは必要になる。スペックが必要である場合は、15.6型以上の大きく、分厚いノートパソコンばかりになるが、持ち運びをほぼ諦めるような分厚さと重量であることが多い。
今回チェックするデルのNew XPS 15
は、持ち運びもそれなりに可能で意外と薄く、15.6型において数少ない存在だ。
まず、New XPS 15のサイズを見てみよう。およそ幅357×奥行235×高さ17mm(最厚部)。よくある15.6型よりも小型だ。これは狭幅ベゼル仕様によるもので、搭載するパネルは15.6型ながら、フットプリントは14型に近い。そのため、小さめのバックパックなどでなければ、そのまま収納である可能性は高い。
New XPS 15の重量は約1.8kgと当然ながら重いのだが、持ち運べない重量ではないため、出先でも十分な作業環境を確保できるわけだ。またACアダプターが巨大なのだが、この点はGPU搭載をしているため、諦めるほかにない。なお構成によっては約2kgになる。
デザインはXPS 13を大型化したような形状で、天板にはDellのロゴがあるくらいとシンプルにまとまっている。インターフェースは両側面に集められており、USB Type-AとType-Cの両方を備えているため、手持ちのUSB周辺機器の流用のしやすさが魅力。ただフルサイズのHDMI出力が搭載されている代わりに、有線LANポートは非搭載であるため、環境によっては有線LAN搭載ドッグを用意する必要がある。
New XPS 15のキーボードはフルサイズキーボードとなっているが、テンキーレスに加えて、エンタキー周辺がやや窮屈なレイアウトになっている。とくにエンタキーは縦長であり、この点で好みが分かれやすいだろう。打鍵感は静音性が高く、よほど力強くタイプしない限り、周辺が眉をひそめる打鍵音に至りにくい。
また細かい作業の場合、例えばPhotoshopであればトーンカーブを弄るとした際、タッチパッドは狭くて面倒が増えるだけなのだが、XPS 15のタッチパッドは下の写真のとおり、面積が大きく、意外にも作業性は高い。そのため、入手した時点で、どの作業レベルまでタッチパッドで行なえるかをチェックしておくと、作業内容に応じて持ち出す周辺機器決めに役立つだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | XPS 15 プラチナ(大容量メモリー搭載) |
CPU | Core i7-9750H(2.6GHz、最大4.5GHz)、6コア/12スレッド |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)※通常構成は512GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、IPSパネル、sRGB 100% |
内蔵ドライブ | ー |
無線LAN | Killer Wi-Fi 6 AX1650 |
インターフェース | Thunderbolt 3端子(電源供給およびDisplayPort対応)、USB 3.1 Gen1×2、HDMI 2.0、ヘッドフォン/マイク コンビネーション ジャック、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅357×奥行235×高さ11~17mm/約1.8kg |
OS | Windwso 10 Home(64bit) |